90年代よりフューチャージャズユニットのSKラディカルズを率いUKジャズシーンを牽引してきたサックス奏者。本人名義の作品ではスピリチュアル・ジャズ~ブラジリアン・フュージョンな正統派グルーヴを流麗に奏でる。前作に続きレーベルメイトでもあるアジムスのドラマー含む周辺人脈やシネマティック・オーケストラのヴォーカルを迎え、今作では更にブラジルが生んだ宝、全身音楽家エルメート・パスコアールをフィーチャー。1600年代ブラジル北東部で奴隷が統治者から逃れ作り上げたコミュニティをテーマにした本作、そこにパスコアールがもたらす自由が不可欠だったことは言うまでもない。