4つ打ちのダンス・チューン、高速ファンク、メロウなR&Bからヘヴィーなオルタナティヴ・ロックまで、4枚目のアルバムとなる本作もアイデアとプレイヤビリティーを凝縮した濃密な全13曲を収録。なかでも印象的なのが管楽器の導入で、ミニマルなウッドベースのリフにサックスが絡む“ホワイトワルツ(adult ver.)”と、ホーン・セクションにストリングスも加わった華やかなソウル・ナンバー“はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした”は明確な新境地だ。また、“オンナは変わる”や“もう切ないとは言わせない”といったタイトルからも窺える、成長に伴うアンビバレントな痛みが描かれた歌詞も特徴で、失恋をモチーフとしたジャジー・ヒップホップ“アオミ”のアウトロが、何とも言えない余韻を残す