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【連載:IN THE SHADOW OF SOUL】[第112回]永遠のソーラー

MIDNIGHT STAR No Parking On The Dance Floor Solar/OCTAVE(1983)

メンバーのレジー・キャロウェイが舵を取り、エレクトロなファンクへ路線変更して成功を掴んだ4作目。表題曲や“Freak-A-Zoid”といったシンセ使いのテクノ・ファンクがその典型だが、一方でマーヴィン・ゲイ“Sexual Healing”作法の“Feels So Good”や当時ディール所属のベイビーフェイスがペンを交えた“Slow Jam”のような歌ゴコロ溢れるスロウも見逃せない。 *林

 

KLYMAXX Meeting In The Ladies Room Constellation/ユニバーサル(1984)

後にソロで活動するフェンデレラらで構成されたLAの女性バンドの、コンステレーション移籍後の通算3作目。レイクサイドのスティーヴン・ショックリーによるソリッドな“The Men All Pause”を中心に、ジャム&ルイス参加のもあってプリンス調のシンセ・ファンクが並ぶ。メンバー主導のセンティメンタルな名バラード“I Miss You”が全米5位を記録。 *出嶌

 

GRADY HARRELL Mwana Constellation/Unidisc(1984)

息子がブラザ~ジェイク&パパのメンバーでもあるLAのシンガーはRCA原盤の89&90年作でも有名だが、シャラマーとの縁もあってソーラーの傍系からフレッド・ウェズリーが手掛けたこのソロ作を出していた。ハワード・ヒューイットやマイケル・ジャクソン似の声に力を込めて歌うのはエレクトロなファンクやアフリカンなアップ、ポップなバラードなど。音に加え、声自体が華やかだ。 *林

 

MIDNIGHT STAR Planetary Invasion Solar/OCTAVE(1984)

エレクトロ・ファンクな前作の方向性を拡大し、冒頭からアフリカ・バンバーターに通じるコズミックな音世界を繰り広げる5作目。そんなアプローチを象徴する“Operator”は彼ら最大のヒット(R&B1位)となった。前作での“Slow Jam”をAOR寄りにしてボー・ワトソンとベリンダ・リップスコムが歌う“Let's Celebrate”、LSGもカヴァーした必殺メロウ・グルーヴ“Curious”も名曲だ。 *林

 

THE DEELE Street Beat / Material Thangz / Eyes Of A Stranger SoulMusic(2018)

LA・リード&ベイビーフェイスを輩出したオハイオ発バンドの3作セット。レジー・キャロウェイ指揮下でミッドナイト・スター作法を踏襲した83年作、LAがリードした童顔屈指の名バラード“Sweet November”を含む85年作、全米TOP10入りしたロマンティックな“Two Occasions”で知られる87年作……と徐々に電化ファンク色が後退し、アーバンな洗練が醸し出されてくる。90年代R&Bの前ぶれも嗅ぎ取れる名曲集だ。 *出嶌

 

BOBBY WOMACK Save The Children Solar/Epic(1989)

エピックが配給していたソーラー末期にラスト・ソウルマンが放った一枚。シルヴァーズに初期から関わっていたケグ・ジョンソンらに助力を仰ぎ、ニュー・ジャック・スウィング時代らしいハネたビートや華美なシンセをバックに激唱する意欲作で、小ヒットした表題曲などでは70年代マーヴィン・ゲイのムードも漂わせながらメッセージを歌い込む。カルロス・サンタナもギターで参加。 *林

 

CALLOWAY All The Way Solar/Unidisc(1989)

ミッドナイト・スターの中核で、ソーラーではディールなどを手掛け、リヴァート“Casanova”の作者としても名を上げたレジー・キャロウェイが弟のヴィンセントと組んだデュオの初作。ジェフ・ローバーやチャッキー・ブッカーが鍵盤で参加し、大ヒットした“I Wanna Be Rich”に代表されるニュー・ジャック調のポップなダンス・ナンバーなどを披露。ミッド・スロウ“Sugar Free”も美味だ。 *林

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