スティーヴ・アオキの多彩な音楽性をネガティヴに捉えて節操のなさを指摘する声もあるが、それはエンターテインメントに対して真摯であることの裏返しであり、彼ほどそこに献身的な人もいない。その広い視野を支えるのは、時代の絶妙なスポットを突く嗅覚であり、彼の陣頭指揮で役割を担うゲストたちだ。先行で公開されたバックストリート・ボーイズとの“Let It Be Me”、スティング&シェイドを招いた“2 In A Million”など昨年発表したすべての楽曲を含む計27曲には、アラン・ウォーカー、ドクター・ファンク、マイク・シノダ、MONSTA X、トリー・レーンズ……と、とんでもない顔ぶれが集結。典型的なEDMからアーバン系、レゲトン、サイケ・トランス、ポップ・パンクなど全曲お祭り状態でただただ楽しい!