インコグニート・フォロワーなイタリアのバンドによる2年ぶり6作目。フォロワーとはいえテイストは異なり、ジャズ・ファンクよりも80年代ヒットやAORからの影響を前面に出したサウンドが華やかな印象を与える。そして小粋でオトナなバラードやジャズを挿んで緩急を付けており、一枚通して雰囲気作りに〈使える〉度合いは彼らのほうが上かも? もちろん、グルーヴィーでゴージャスでブリージンな安心の爽快サウンドは相変わらずだ。