こちらは〈イタリアのインコグニート〉と呼ばれてきたジャズ・ファンク・バンドが、4年ぶりとなる通算7作目のアルバムをリリース。サブリーサ・ヴィーなる新たな女性ヴォーカリストをフロントに立て、その爽健な個性によってもたらされた吹き抜けるような聴き心地の良さはまさにタイトル通りかも? インコグニートよりもブランニュー・ヘヴィーズを想起させるような、実に洒落た好盤だ。