結成20周年記念アルバム配信アルバムの円盤化はあったものの、オリジナル作としては実に4年ぶりとなる12作目。軽く浮遊感のあるサウンドはこれまで以上に心地良く、余計な音を削ぎ落としていながらも、ちょっとしたサイケな隠し味もあって、気付けばおとぎ話の沼にどっぷり。深夜~夜明け、空いた電車、旅情、孤独などが似合う、何物にも代え難いサウンドがスープのように身体に沁みていく。