アストル・ピアソラ以来のタンゴの革命家とも言われる鬼才ディエゴ・スキッシが自身に最も影響を与えたピアソラの楽曲をアレンジ。ピアノ、バンドネオン、コントラバス、ギター、ヴァイオリンというピアソラが決定づけた五重奏という編成で、ジャズや現代音楽の要素を取り入れた自身の独自性を最大限に発揮したアレンジは素晴らしいの一言。M1“Michalangelo 70”でのドラマチックに展開しつつ一気に駆け抜けていく緊張感のあるアンサンブルは、ドラムレスでありながらもダイナミックなリズムの変化を見事に表現している。