INTERVIEW

リーダーNao☆がこの3年間を語り尽くす! Negicco新シングル“光のシュプール”リリース記念、吉田豪によるロング・インタヴュー2014 第2回

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  • 2014.12.03
Negicco “光のシュプール”ミュージックカード Nao☆盤

 

新潟発の3人組アイドル・グループ、Negiccoが、ニュー・シングル“光のシュプール”を12月2日にリリース。シングル表題曲としては約2年ぶりにconnieが詞曲を手掛けた“光のシュプール”は、前シングル“サンシャイン日本海”のプロデューサーである田島貴男オリジナル・ラブ)が編曲で再登板した極上のウィンター・ソング。カップリング曲“1000%の片想い”もconnieペンによるもので、こちらのアレンジにはShiggy Jr.が起用されるなど、話題満載の勝負シングルとなっている。

Mikikiでは、同作のリリースを記念して、プロインタビュアーの吉田豪によるロング・インタヴューを掲載! 第2回はリーダーのNao☆が登場。さまざまなクリエイターや仲間との出会いに象徴されるこの3年間の環境/状況の変化から、そのなかで見つけたNegiccoらしさ、そして新曲“光のシュプール”と、来年行う恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン公演まで、多岐に渡ってじっくりと語ってもらった。

※第1回:全員編はこちら
※第3回:Megu編はこちら
※第4回:Kaede編はこちら

Negicco 光のシュプール T-Palette(2014)

 


――個別インタヴューの1人目はリーダーです! 3年前のインタヴューと被る部分もあるんですけど、まずはT-Paletteへの移籍が決まったぐらいから振り返ってみて下さい。

Nao☆「最初は突然タワレコさんに行くって言われたんですよ。軽く挨拶というか〈Negiccoです〉みたいな感じで行くのかと思ったら、リリースの話とか、どの曲がどうでとかすごい話してて。すっごい眠くてほとんど覚えてないんですけど、熊さん(熊倉マネージャー)と嶺脇社長がしゃべってるのを3人でずっと聞いてる状態だったんで」
※編集部注:実際には最初の打ち合わせに嶺脇社長は立ち会っておらず

――「眠いなー、なんなんだろう?」と思ってたら、どうやら〈T-Palette Records〉っていうのができるらしいぞ、と。

Nao☆「はい、そこにNegiccoを入れたいって言ってくださってるっていうのを聞いて、〈え、そんな大事な話だったんですか!?〉みたいな感じだった気がします」

――そしてTパレ第1弾『GET IT ON!』発売ですね。

Nao☆「ジャケットとか新潟で撮ってて、それも『GET IT ON!』のジャケットになるよって聞いて撮ったわけじゃなくて、取り置きで撮ってあったヤツから決めたんで、まだそんな現実味がなくて。Tパレさんに入るってこういうことなんだなって思ったのは、やっぱり記者会見のフラッシュの数ですね。〈うわ、芸能人じゃん!〉と思って」

――あのとき異常な緊張の仕方してましたからね。

Nao☆「はい。バニビさんを見たときに人間じゃないと思って。こういうきれいな人が芸能界にいるのに、自分たちみたいなのがバニビさんと一緒にTパレの記者会見とか出ていいのかなと思ってたらあのフラッシュの数だったんで、すごいなと思いました」

――反響はそれまでと違いました?

Nao☆「一番思ったのが、Tパレさんに入ってすぐワンマン・ライヴが渋谷スターラウンジであって。あのときに100人以上の人がワンマンに来たのを見て、変わってきてるんだなっていうか、注目されてきてるってこういうことなんだなと思って。いままでワンマン・ライヴを開いても100人入らなかったからビックリして。Tパレさんの力ってすごいんだなっていうか。注目されると集客も一気に増えたりするんだなと思いました」
※編集部注:Negiccoの渋谷スターラウンジでのワンマンはT-Palette Records加入発表前の2011年3月に実施

――流れが変わってきたことを徐々に実感できるようになって。

Nao☆「はい。それまでは事務所の人とNegiccoだけで動いていたじゃないですか。芸能人さんのメイキング映像とかで、いろんなスタッフさんがひとりの人についてたり関わってるのを見てたので、これが自分が理想に描いてたかたちだって思いました。“あなたとPop With You!”のPV撮影のときに一番それを感じて、Negiccoのためにこれだけの人が動いてくれてるんだなって。これだけ長い時間かけてPV撮ったりするんだって思ったり、カメラの大きさがすごいと思ったり。あと倉庫みたいなところ、よく芸能人のメイキング映像で見るような」

――ああ、ちゃんとしたスタジオで撮影して。

 Nao☆「すごい!自分が憧れてた道がいまあるんだ! と思って」

――そこからジャケが一気に垢抜けましたよね。

Nao☆「はい、デザインとかもちゃんと考えてもらえるようになったり。ベスト盤が出たときに写真を撮っていただいた方がCHEMISTRYさんの写真を撮ってる人で。自分が大好きだった人のジャケ写とか撮ってる人が自分たちのことを撮ってくれるようになったことがすごいなって思いました」

――ちなみにhy4_4yhとのスプリット・シングルの思い出はあります?

Nao☆「もうちょっとNegipeciaみたいに関わるのかなって思ってたんですよね」

――レコーディングする時間もなくて、既存の曲にアレンジを加えるぐらいしか出来なかったですからね。

Nao☆「はい。徐々に仲良くなってきてたのに、ジャケットでお互いの衣装を替えて撮影して終わっちゃったんで。Negipeciaみたいに関れてたらどうなったのかなっていう感じがありましたね」

――そして西寺郷太さん作の“愛のタワー・オブ・ラヴ”から外部作曲家路線になっていって。あれを生で聴いてまず一番驚いたのが、音の密度とか深みが全然違うことで。

Nao☆「ああ、音の厚みが違うし、ライヴ会場でもドン、ドン、ドンってくるものとかが違うんだなって思いました。ただ、connieさんの曲じゃない曲を歌うっていうことがすごくこわかったり不安だったりしたし、郷太さんから曲が来たときはいままでにない曲だったからビックリして大丈夫なのかなって思ったんですけど。郷太さんがNegiccoをアイドルっていうところから、いろんな人が幅広く聴いてくれるような感じになるように気持ちを込めて作ってくださったって聞いて、実際に出したら〈郷太さんのファンです〉っていう方もイベント会場に来てくれるようになったり。それで不安がなくなったというか……」

――たしかに、あのあたりから受け取られ方が変わってきた部分はありますよね。アーティスト枠にも出入りできるようになった感じというか。

Nao☆「はい」

――それが小西康陽さん作の“アイドルばかり聴かないで”につながっていって。

Nao☆「はい。〈アイばか〉も緊張しました。郷太さんの曲のときは、郷太さんがすぐそばにいて歌い方の指導をしてくれたりしたからレコーディングも結構落ち着いてできたんですけど、小西さんのときはスタジオもすごいし、変なプレッシャーで緊張して、みんなカチーンとなってたんで、その空気にやられて。もうちょっとちゃんと歌いたかったなっていう感じだったんですけど」

――それで「歌い直させてほしい」って直訴したんだけど、「これがいいんだ」って小西さんに言われたわけですね。

Nao☆「はい。小西さんがそう言うなら仕方がないので、妥協するしかないなと思って(笑)」

――意外とレコーディングでそうやって闘うタイプですよね。

Nao☆「納得いかなかったりすると、やっぱりちゃんと納得いくまで録りたいなっていう気持ちになっちゃいます」

――だから、西寺プロデュース第2弾“ときめきのヘッドライナー”のときも、歌い出しが自分だったはずなのにレコーディングのときは違ってた問題で、また直訴して。

Nao☆「郷太さんが、〈♪Don't touch me〉ってひとりずつ出てきてっていうことを言ってたのに、自分だけ出てこないじゃんって思ったら悲しくなってきちゃって。しかも〈リーダーだからNao☆が一番最初に歌って〉って言われることが多くて、だから〈アイばか〉のときも自分が一番最初だったし。新潟で録ってれば、慣れてるし順番なんかどこでも大丈夫なんですけど、あとのほうが落ち着くんですよ。〈つかむのにNao☆ちゃん最初に歌って〉って言われると、すごい緊迫した空気のなかに自分からいくのでプレッシャーも大きいんですけど。難しいところを任せてくれるんだなってことで、それができなかったのがショックだったっていうか。自分が歌いたかったっていうよりも、郷太さんの期待を裏切ってしまったのかなっていう気持ちがあって 、もう一回ちゃんと歌いたかったっていうか」

――それで「私にやらせて下さい!」と直訴して、そうやってアピールしたせいで干されるんじゃないかと本気で悩んだ、と(笑)。

Nao☆「フフフフ、大物プロデューサーを怒らせてしまって私はもうこの業界から消えるんだと思いました(笑)。それでも言わなきゃ気が済まないので。〈ヌキ天(勝ち抜き! アイドル天国!! ヌキ天 )〉のときもそうなんですけど、〈彼女たちをどうプロデュースしていいかわからない〉って審査員の人に言われたとき、〈私たちは誰にもプロデュースされてないです〉って言わずに、そのまま帰ったら一生後悔すると思って」

――下手したらそのまま解散ですからね。

Nao☆「はい。だから変にそういうところで動くというか」

――〈アイばか〉に関しては 小西さんの気持ちもわかるんですよ。アイドルの歌は危うい部分を活かしたほうがいいっていう。

Nao☆「小西さんのときはちょっと折れちゃいました。小西さんの曲だから、いろんな人が聴くわけで。そう思ったら、自分はこれよりもっといい感じに歌えるのにって思うと悔しくなっちゃって」

――でも、案の定かなりの広がり方をしましたよね。

Nao☆「はい。あの曲でNegiccoを知ったっていう人もいれば、あの曲でファンになったって言ってくださる方もいらっしゃるので」

――最初、「どんなに握手をしたって、あの子とはデートとか出来ないのよ、ざんねーん!」という小西さんの歌詞を見て衝撃は受けたけど(笑)。

Nao☆「あれはビックリしたし、〈これ歌っていいの?〉って思いました。〈怖いよー!!〉って。だけどやっぱり、Negiccoだから歌えるんだっていうことがわかったり、それこそAKB48さんのファンの人に〈余計なお世話だ〉って書かれたりしたけれど、誰かが〈Negiccoちゃんたちのこと知ってれば絶対そんなこと思わないよ〉って書いてくれたっていうのを聞いて、Negiccoってそういうふうに見てもらえてるんだなって思えたっていうか。それはアプガさんと対バンしたり、BiSさんと対バンしたときに、向こうのファンの人が温かく迎えてくれて実感した部分もあったりして。相手のファンの人が温かく見守ってくれるというか」

――Tパレのフェスとかでも、Negiccoのときは平和な空気が流れますからね。

Nao☆「ホントですか? Tパレを背負いたいっていう気持ちがみんなあるし。だからといってNegiccoの空気感は変えたくないなっていうか。自分たちがいい形で恩返しできたらなっていう気持ちでいます」

――みんなが戦闘的なライヴをしている中、Negiccoはアプガの人たちとかと一緒にみんなでラインダンスしてる感じがいいわけじゃないですか。最初、Tパレのフェスのとき森咲樹さんが舞台袖で観てたから、「一緒にラインダンスしちゃえばいいじゃないですか」ってボクが押し出したら、毎回Negiccoよりも高く足を上げるようになって(笑)。

 Nao☆森ティーはホント仲いいから」

――ちょうど森さんがいろいろ悩んでた時期にTVの企画でNegiccoを取材したんですよね。で、Nao☆さんと自宅でいろんな話をして。

Nao☆「アイドルの子といままでいろいろ会ってきてるけど、やっぱりどこかバチバチ感だったり、私が私がっていう雰囲気を感じるときがあるんですけど、森ティーに会ったときに何も感じなくて」

――ギャグすべり仲間でもありますからね(笑)。

Nao☆「フフフフ、森ティーに会えてよかったと思います。お互いに〈会えてよかったね〉って言ってて」

――Tパレでいろいろつながりもできてよかったですよね。

Nao☆「そうですね。Tパレさんのみんな頑張ってるのを見てすごいなって思うし」

――刺激を受けたり焦ったりします?

Nao☆「一番感じるのは、lyrical schoolさんがTパレを背負うグループになりたいって言ってて。ライヴをやる日のリリスクちゃんの空気感だったり、強い意思みたいなものを感じるので、すごいなって思います」

――アプガ的なアスリート集団じゃない、ふつうの女の子たちがライヴでガツガツいけるようになりましたからね。ただ、Negiccoはそのままでいいと思うんですよ。

Nao☆「Negiccoがそうなったらまた違うと思うんですよ。ファンの人とかも〈Negiccoの現場ってホント落ち着く〉って言って来てくださる人が増えてきてるので、ワーッて騒ぎたい気持ちがある人もいれば、癒しの場所を求めて来る人もいるんだろうと思って。それを自分たちがちゃんと頑張りながら、Negiccoの場所は崩さないでいられたらいいなと思ってます」

――あの平和な空気感がどこまで保てるかですよ。

Nao☆「平和ですよね。生活問題は置いとけばホント平和なんで」

――ボクみたいにアイドルと仕事してると、 ファンの人に叩かれることもたまにあるわけですよ。「俺の●●に近寄るな!」みたいな。Negiccoとの仕事でそれは言われたことないですからね。

Nao☆「え、ホントですか!? お客さんが温かいっていうのはありますね」

――ある程度、人気が出てくると、そういう人が出てくるのもしょうがない感じはあるんですけどね。でも、Negiccoは相変わらずMCになると全員座ったりのピースフルな感じで。

Nao☆「もう座らなくていいよって言おうかなと思ってて。みんな気を遣って座ってくれるんですけど、もうみんなずっと立ってていいよって」

――座るスペースがないなら無理しなくてもいいのに、と。Negiccoを初めて観る人はよく驚いてますよね。「前どうぞ」って譲ってもらったりとかで。

Nao☆「女の子とか前に行かせてもらったりとか、マナーがいいってすごく言われるので。類友じゃないですけど、自分たちが自分たちのファンの人のことを自慢できたり、マナーがいいんですって自分たちから言えるってすごくいいことだなっていうか。それはこれからも変わらないでいってほしいなと思ってますね」

――Negiccoが変わらなければなんとかなる気がしますけどね。

Nao☆「変わらないでいたいですね」

――ただ、多少は変わらなきゃみたいなこと言われたりもするわけですよね、ネガティヴすぎると怒られたりで。

Nao☆「そうですね、だからTwitterとかではずっとネガティヴなこと言ってないし、そこは変わったなって思いました。意識すれば、これだけつぶやかなくなるんだなっていうか」

――でも、それはポジティヴになれたわけでもないんですよね。Twitterで出さなくなっただけで。

Nao☆「はい、出さなくなったし、気持ちが安定してるというか、いまが一番楽しいので。この穏やかな気持ちのままずっといけたらいいなと思います」

――悩みはまだ順調にあるっぽいですけど、前ほどは落ちないで済んでるんですね。

Nao☆「はい。ホントしょうもないことで悩んだり」

――どんなことですか?

Nao☆「言えないです(笑)」

――1コぐらい教えてくださいよ。

Nao☆「これ載せられないヤツですけど……」

――一応聞きますよ、なんですか?

Nao☆「これ言っていいのかな……(以下、載せられないけれど全然深刻じゃない悩みを披露)」

――ダハハハハ! 面白いですけど、載せられる悩みを教えてください!

Nao☆「すみません。載せられる悩み……」

――前にネギラジに呼ばれたときに聞いた話も興味深かったですよ。「シドニアの騎士」にハマってるって流れで、「私、ああいうアニメを観てると飛び降りたくなっちゃうんですよ」って、思わず心配になってくる話をされて。

Nao☆「そうなんですよ、入り込みすぎちゃう癖があって。だから自分にブレーキかけないと、〈進撃の巨人〉も〈シドニアの騎士〉も観られない。特に宇宙系のアニメって自分が宇宙にいるような感覚になって、ピューンと飛んで行っちゃいそうな気持ちになって。そしたら高いビルとか窓とか近寄れなくて」

――暗闇に吸い込まれそうになっちゃう、と。

 Nao☆「高所恐怖症っていうのもあるんですけど。だからホテルとかも絶対窓に近寄れないです、競馬場とかも。自分が吸い込まれる感覚になってっちゃうから」

――たぶん、いま東京で泊まってるようなホテルって窓は開かないですよね。

Nao☆「はい。だからベランダとかがあるホテルだとあんまり近寄らないようにします」

――アニメ好きなのがそんなに危険を伴うことなのかって驚きました。

Nao☆「観るアニメとかも気をつけないと持ってかれちゃいますね(笑)」

――ダハハハハ! 気をつけましょうよ!

Nao☆「でも、いま26年間生きてて一番楽しいんで。いまが一番幸せだなって思うんで」

――忙しくてプライヴェートとか何もないけども、それでも楽しい。

Nao☆「はい、いますごく幸せですね」

――ちなみに、ほかのグループのアイドルが恋愛で辞めたりしていくのはどういうふうに見てます?

Nao☆「もしNegiccoに彼氏とかがいても、事務所が〈本人たちは大人だからプライヴェートなことは任せてます〉って言ってくれるような感じになっていきたいなっていうか。豪さん、Negiccoに彼氏とかいるのはナシだと思いますか?」

――年齢的にもさすがに問題ないですよねえ?って思いますよ。

Nao☆「そうなんですよね。いま26歳だし、来年27歳になるし」

――活動を真剣にやってるのはわかるから、ファンもそんなに怒らないだろうなって。

Nao☆「私、26歳で運命の人に出会うって4年前に占いの人に言われたんですよ。20歳とか21歳で付き合ってる人がいてバレて、すみませんっていうのはわかりますけど、26歳にもなったら……」

――このまま真面目に生き続けるより、多少はプライヴェートも楽しんだほうがいいと思いますよ。

Nao☆「そうですね、12年間もNegiccoだけにずっと費やしてきたんで」

――だってなんのペナルティーもないのに恋愛禁止を守ってきたわけじゃないですか。

Nao☆「幸せになりたいです!」

――リリースの話に戻ると、ジェーン・スーさんが『Melody Palette』のアートワークを担当するようになって、また垢抜けた感じがありますけど、ジェーンさんには「ネガティヴなこと言っちゃダメ!」とか言われてましたね。

Nao☆「はい、怒られました。でも、Negiccoだからこそ、この空気感だったりするのかなっていうか。緩い空気感だったり。みんながポジティヴすぎて明るすぎたら……。昔よりポジティヴにはなりましたけど……」

――Negiccoは、お互いネガティヴなのを支えながら、ちょっとずつ前向きになってる感じでいいんだと思うんですよ。

Nao☆「はい。その前向きになれたときに楽しいなとか、みんながいてくれてよかったなって思ったりするので」

――ネガティヴ・ガールズでいいんだと思いますよ。きっといつかはポジティヴ・ガールで。

Nao☆「ヘヘヘ、はい。『Melody Palette』に収録されている“ネガティヴ・ガールズ!”を自分たちで作詞するってなったときに、テーマをちゃんと考えたいなと思って、やっぱり豪さんだなと思って」

――え! 「やっぱりネガティヴだな」じゃなくて?

Nao☆「ネガティヴもそうだし、Negiccoのことをずっと応援してくださってて、唯一〈ネガティヴでもいいんだよ〉って言ってくれるのが豪さんだったんで、豪さんから取って“ネガティヴ・ガールズ!”にしました」

――あれってホント異常な歌詞ですもんね。「♪女子会キメた☆ 気になる話題は『かわいくない』『人見知り』」って、そんな女子会ないですよ(笑)。ふつう話題は恋愛とかの話だろっていう。

Nao☆「ハハハハ! そうですよね(笑)」

――Negiccoらしくていいですけどね。『Melody Palette』からユメトコスメさんとの交流も始まって。

Nao☆「そうですね、長谷泰宏さん大好きです! 長谷さんがレコーディングのときに〈Nao☆ちゃんの声がすごい好きで、いつか一緒にできないかなと思ってたんだよ〉って言ってくれて、すっごいうれしくて。自分の声って低くて、私の声ってどうなんだろうってずっと思ってて。アニメ好きだから声優やってみたいとか言ってるけど……」

――声優さんほど特殊な声でもないし。

Nao☆「はい、かわいい系の声じゃないし。それで悩んでたときに長谷さんにそう言ってもらえて、自分の声にも自信が持てたし。このときは結構精神的に落ちてたときだったんで、長谷さんのそのひと言で気持ちが変わりました」

――落ちてたときだったんですか?

Nao☆「落ちてましたね、私の声ってどうなんだろうとか、私の歌ってどうなんだろうとか」

――どう考えたってNegiccoのヴォーカルを支えてる人じゃないですか!

Nao☆「いやいやいや、全然自信が持てなくて。長谷さんみたいに、まめぐ中島愛)さんとか坂本真綾さんの曲をアレンジしてたり、実際にアニメ関係の関わりを持ってる方にそう言ってもらえることが、そのときすごく自信につながって。長谷さんに会うとホントに元気もらえます」

――最近は好きだったアニソン関係の人にも会えるようになってきましたよね。

Nao☆「そうなんです!」

――〈ヤノフェス〉でついに坂本真綾さんとの共演も果たして。

Nao☆「いまだに信じられなくて! ホントに緊張しすぎてほぼ覚えてないっていう感じなので」

――生きててよかったなっていう感じですか?

Nao☆「ホントにもう! 真綾さんはどんだけ頑張っても会える人じゃないと思ってたので。そんな人と同じ楽屋で同じ空気を吸って、真綾さんが世間話してるのを聞いて、真綾さんの前で“プラチナ”を歌って。信じられませんでした。まめぐさんもそうですけど」

――それも“トリプル!WONDERLAND”のおかげですね。

Nao☆「ホントそうですね。矢野博康さんに会えて、矢野さんがそうやってブッキングしてくださって。〈真綾さん!?〉って」

――Negiccoの出会いシリーズでは、最近だと“サンシャイン日本海”で田島貴男さんと出会ったことに付きますよね。田島さんがここまでかわいい存在になるとは誰も思ってなかったですよ!

Nao☆「ヘヘヘ。私は中島美嘉さんの“接吻”を聴いて、すごくいい曲だなと思ってカラオケとかで歌うようになって。田島さんのこともそれで知ったし、“接吻”みたいなテイストの歌を作ってる人がNegiccoに関わってくださると思ってなかったのでビックリしました」

――Negiccoに関わりだしてからの田島さんは、ツイッターでの言動もやたらかわいくなってきて。

Nao☆「自撮り写真を載っけるようになって(笑)。みんな、田島さんのイメージがどんどん変わってきてるって言ってて」

――昔の田島さんはすごい怖かったって話を取材した人から聞いてたから、おもしろい展開ですよね。

Nao☆「ありがたいです」

――この作品からPVをコンバットRECが手掛けたりとか、業界の有志がスタッフで入るようになって。

Nao☆「すごい笑顔で、空気感がすごく似てると思って。このときに、いま毎回入ってくださってるヘアメイクさんと出会って、みんな空気感が一緒だからより自然体で撮れるようにやっとなったっていうか、ハマッたのかなっていう感じがします」

――ジャケからPVから、いままで緊張で笑顔が固い感じがありましたからね。

Nao☆「はい。〈アイばか〉とか、もう……」

――笑っちゃうぐらいにガチガチで(笑)。

Nao☆「すごい好きな作品で、すごくいいものを作っていただいたなと思うし、作り込んでいただくのもいいと思うんですけど、Negiccoの空気感でこの自然体な感じが一番理想なのかなって」

――モード感よりはこういう感じのほうが似合いますよね。コンバットRECがいま完全にNegiccoで頭おかしくなってきてて。

Nao☆「ホントですか?」

――昔からああなんですよ。ボクがハマッてるものに対して最初は興味なかったはずが、気が付くと誰よりもハマってる、みたいな。

Nao☆「ありがたいです。あんまりそういう感じ出してこないからわかんなかったです」

――この前のUNITワンマンのあとも、ボクが仕事あるから帰ったら、「このあとみんなで飲もうよ! Negicco好きなヤツがやってる飲み屋があるからみんなで行こうよ!」って、ただのヲタじゃねえかっていう(笑)。

Nao☆「わー、うれしいです(笑)」

――次のワンマンはLIQUIDROOMですね。

Nao☆「ソールドアウトさせたいっていう気持ちはすごくあるので。Tパレに入ったときは、まだこういう世界がどういうものなのかっていうことも全然わかってなくて。オリコンに入ればドカンといくとか、そういう単純なことしか考えてなかったんですけど、だんだんそれが見えるようになってきて」

――今回のシングル“光のシュプール”で、それが実現するのかどうか。

Nao☆「オリコンに入っても話題にならないこともあるっていうことも現実的にわかっってきたんですけど、この作品がトップ10に入ったことによって話題になったり、そこから自分たちが想像してなかったことがあったり、想像していなかった場所に行けたりっていうふうになればいいなっていう気持ちも込めて頑張りたいです」

――応援しますよ。

Nao☆「ありがとうございます、よろしくお願いします!」

――北極圏でのPV撮影はどうでした?

Nao☆「すごく寒かったんですけど。全体的にキラキラしてます。見えるものがキラキラしてるっていうか」

――基本、オーロラなんてまず見られないのにちゃんと見えたんですよね。

Nao☆「2日間連続で見られたんですよ。流れ星も見て。流れるたびにみんなで〈トップ10! トップ10!〉って言ってました(笑)」

※次回の更新をお楽しみに!

 

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