COLUMN

TOC『IN PHASE』サウンドの担い手たち

TOC 『IN PHASE』 Part.2

 声の客人たちもさることながら、『IN PHASE』は参加したトラックメイカーの面でも注目である。まず、先行シングル“BirthDay”を含めて最多の4曲を担当したのがZETTONだ。ROWSHIをはじめ、BROWN SUGARw-inds.EXILE ATSUSHI……と幅広い面々の作品を手掛け、最近では安室奈美恵“TSUKI”をプロデュース。ラップ作品ではP.O.C.K.Yの『BLAZE END』を送り出していたことも忘れちゃいけない。

【参考動画】安室奈美恵の2014年の楽曲“TSUKI”

 

 一方、ZETTONに次ぐ2曲に携わったOHLDは、SALU般若NORIKIYOらの作品でお馴染みのはず。また、そのNORIKIYOと組む機会も多いNAOtheLAIZAは“SIZE”を制作。韻踏合組合“一網打尽”を筆頭にDOBERMAN INFINITYからTORNADOまで西の良品には欠かせない大物だ。もちろん、DJ Mitsu the Beatsによる“Peekaboo”も目玉だろう。

【参考動画】韻踏合組合の2013年の楽曲“一網打尽”

 

 それ以外のメンツも注目すべき名前が多く、冒頭の“Swag in my skill”を手掛けるMUMAは、DJ松永“Daydream”でTOCとマイクを回していた札幌生まれのプロデューサー/MC。かつて発表した某〈売名〉曲も記憶に残しつつ、最近はKOPERO894にビートを提供中だ。また、“2 Face”のYMGISH-ONE『D.R.O.P』を丸ごと手掛けたり、RAU DEF率いるHYPNOTYZの一員としても躍進。さらにはKUTS DA COYOTEのアレやJAZEE MINORUSUの作品で名を上げたMONBEE、そしてJOYSTICKKから狐火まで手広く制作する気鋭Yuto.com™(OHLDの実兄、敏腕エンジニアのtan-booと共同制作)など、人選のバランスも『IN PHASE』のおもしろさなのである。

【参考動画】KUTS DA COYOTEの2013年の楽曲“ラブホなう”

 

 

▼関連作品

左から、安室奈美恵の2014年作『Ballada』(Dimension Point)、P.O.C.K.Yの2013年作『BLAZE END』(INSIDE MUZIC/Village Again)、SALUの2014年作『COMEDY』(One Year War/トイズファクトリー)、NORIKIYOの2014年作『雲と泥と手』(諭吉)、TORNADOの2014年作『OUTBREAK』(TORNADO)、DJ Mitsu the Beatsの2014年作『CELEBRATION OF JAY』(Jazzy Sport)、HYPNOTYZの2014年作『JUSTICE』、JAZEE MINORの2014年作『BLACK CRANBERRY』(共にPヴァイン)、狐火の2014年作『31才のリアル』(Butterfly Under Flaps)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

美しい星