DISCO FOREVER!!!
the telephonesのもとに多くのアーティストが集結したトリビュート盤と、武道館ライヴDVD!
11月3日に地元のさいたまスーパーアリーナで開催された〈the telephones Presents“Last Party ~We are DISCO!!!~”〉で10年間の歩みにひとまずの区切りをつけ、無期限の活動休止に突入したthe telephones。この翌日に、ファンのみならず同業者からも愛されまくったバンドを象徴するようなトリビュート・アルバム『We are DISCO!!!~tribute to the telephones~』が届けられた。オープニングを飾るのは音楽性においてもレーベルにおいても大先輩にあたるPOLYSICSで、お馴染みのヴォコーダーも織り込みつつ“Urban Disco”をカヴァー。さらには〈Last Party〉にも参加したTHE BAWDIESが“sick rocks”をエネルギッシュなロックンロールに、9mm Parabellum Bulletが“Monkey Discooooooo”をツーバスで重量感たっぷりに披露と、このあたりはバンドのカラーとバッチリはまっている。
意外なところでは、Jが“Love & DISCO”をミディアム・バラードにガラリと変え、石毛が〈師匠〉と仰ぐKoji Nakamuraは“kiss me, love me, kiss me”をフィールド・レコーディングでアンビエント感たっぷりに歌い上げている。エレクトロニカ、ダブ、ファンクを組み合わせたようなストレイテナーによる“I Hate DISCOOOOOOO!!!”のエクレクティックな仕上がりもカッコイイ。ラストを飾るのは埼玉繋がりのFragmentで、DOTAMAを迎えて“Say DISCO”にラップを乗せているのだが、アルバムを通じて感じられるのはただ踊れるというだけではない、the telephonesの楽曲のメロディーの良さであるように思う。同日には10周年を記念して5月に開催された日本武道館公演を収録したDVDもリリース。また逢う日まで、しばしのお別れ!