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マストドンやアリス・イン・チェインズの面々擁するジラフ・タン・オーケストラ、各人の相性の良さ光る初作『Broken Lines』

【OSHIETAL】第74回

マストドンやアリス・イン・チェインズの面々擁するジラフ・タン・オーケストラ、各人の相性の良さ光る初作『Broken Lines』

 秋刀魚も黒焦げの鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今回はマストドンブレント(ギター)、デリンジャー・エスケイプ・プランベン(ギター)、アリス・イン・チェインズウィリアム(ヴォーカル)から成る極悪楽団、ジラフ・タン・オーケストラをオシエタル! デビューの時期も近く、何かと絡みの多かったブレントとベンが〈本格的にバンドを組もうぜ!〉となり、2014年にプロジェクトを始動。そこから時間を置き、今年8月に満を持してファースト・シングル“Crucifixion”を配信、〈レディング&リーズ〉で初ライヴを行って、間髪入れずにデビュー・アルバム『Broken Lines』を投下したわけだ。

GIRAFFE TONGUE ORCHESTRA Broken Lines Party Smasher Inc/Cooking Vinyl/BIG NOTHING(2016)

 マストドンのメンバーによるスーパー・バンドというと、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジトロイらが関与したゴーン・イズ・ゴーンも記憶に新しいが、こっちにもQOTSAの構成員が客演。手数の多いテクニカル&プログレッシヴな演奏に激情型の歌を乗せるといったスタイルを貫いていて、アリチェン本隊ではレイン・ステイリーの亡霊と戦っているウィリアムの、伸び伸びとしたパフォーマンスが微笑ましい。マッチングの目新しさよりも、最初から相性の良さが約束されていたような、このしっくりくる感じは何なんだ!? そんなわけで、『Broken Lines』に痺れずしてメタルをカタルべからず!

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