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The xxは外仕事でも引く手数多

 The xxの評価が北米でも急上昇したきっかけは、やはりドレイクの2011年作『Take Care』にジェイミーがプロデュース参加したことから。それ以前はフローレンス・アンド・ザ・マシーンのリミックスほか、UK国内の外部ワークが多かったジェイミーだが、ほどなくしてリアーナやアリシア・キーズなどとも絡むように。もちろん、インディー・ロックとアーバン・ポップの音的な境界線が曖昧になっていった流れも、彼の躍進を後押ししたのは言うまでもない。

 さて、The xxのもうひとりの外交官、ロミーについても触れておこう。彼女の名を本隊以外でも見るようになったのは、The xxの活動休止と前後した時期だ。クリープやエミール・ヘイニー作品で客演&共作したのを皮切りに、ジェシー・ウェアやワンリパブリック、ケレラらの楽曲に関与。ソングライターとしての存在感も着実に増している。 *bounce編集部