マイク・ウィル・メイド・イットとのコラボ・シングル“Rake It Up”の全米TOP10入りを受けての新作は、2013年に発表した『I Am』の続編的な内容。200万枚を超えるセールスを記録した自己最大のヒット“Down In The DM”を生み出した前作『The Art Of Hustle』の好調を受け継ぐ充実作だ。先述の“Rake It Up”をはじめ、サウスサイドやゼイトーヴェンが手掛けるトラップ・ビートが次々と繰り出されるなか、コンチネンタルIV“How Can I Pretend”をサンプリングしたソウルフルな“2908”、チョッパ“Choppa Style”の実質的なリメイクとなる“Oh Yeah”なども収録。ここにきてキャリア絶頂期を迎えながら、自身の原点を確認するような内省的なトーンでまとめ上げた燻し銀の一枚。