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横浜アリーナ公演の開催が発表された昨年12月の一場面で幕を開け、今年1月からの〈BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR〉密着を経て、5月の公演当日（～後日）まで、6人の姿を舞台裏から撮影したドキュメンタリー作品。撮影／編集を担当したのは、昨秋に劇場公開された彼女たちの映画「ALL YOU NEED is PUNK and LOVE」を監督したエリザベス宮地ということで、通常なら踏み込めない心の領域までカメラが入り込んでいる。そうして映し出されるのは、各人が向き合ってきた過去の苦みや進行形の悩み、そして現在の喜びだ。合間に渡辺淳之介やEMPiREの動向も交えつつ、BiSHにとっての愛の形と、BiSHに捧げられた愛の形を浮き彫りにする必見の作品に仕上がっている。泣けるよ!
5月22日に横浜アリーナで開催され、チケットは即日ソールドアウトとなった〈BiSH "TO THE END"〉の模様をフル収録した映像作品。これまでの節目となったライヴと比較しても顕著なのは落ち着きと風格で、会場の規模こそ大きくなろうと、そのパフォーマンスは気負いない。この日に初披露となった“HiDE the BLUE”と“Life is beautiful”を含む曲ごとのエモーショナルな様子はもちろん、笑いを誘ったオープニング映像から、かつてなく念入りな合間のハシヤスメ劇場、リンリンによる最後のハロプロ式挨拶まで6人の魅力が全開。〈終わり〉の向こう側にある〈始まり〉を体感できる一作だ。
