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Lil Soft TennisにTOWER DOORSから6つの質問――インディー・ロックからトラップまでジャンルを横断するハイブリッドな超大型新人

Lil Soft TennisにTOWER DOORSから6つの質問――インディー・ロックからトラップまでジャンルを横断するハイブリッドな超大型新人

TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタヴューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を再生リストにまとめています。記事と併せてぜひご覧ください。

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今回登場してもらうのは、TOWER DOORSがアーティストを猛プッシュする企画〈TOWER DOORS POWER PUSH!!!〉の第2弾に選んだLil Soft Tennisです。楽曲は、彼の新作EP『Feelin' Love』収録曲“Lucky”を紹介します。

2018年にバンドとして大阪で結成されたLil Soft Tennisは、2019年からKazuki Sasakuraのソロ・プロジェクトになりました。 彼が作り出す音楽は、ガレージ・パンクやローファイ、エレクトロニック、ラップ、トラップ、インダストリアルなど、多数のジャンルをクロスオーヴァーさせた〈ハイブリッド・ミュージック〉。9月にEP『Feelin’ Love』が発表されるや否や、〈何者!?〉〈ヤバい新人現る!〉とインターネットをざわつかせ、早耳リスナーから注目を集めました。

それでは、要注目の新人アーティスト・Lil Soft Tennisの実像を〈6つの質問〉から明らかにしていきましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「出身は大阪です。川の側に住んでいます。20歳です。

音楽を始めたきっかけは、高校の時に〈音楽聴くのだけはサイコーや〉ってなって、〈音楽聴くのを楽しみに生きよう〉って決めたのが影響してると思います。そんな感じで大学受験の時も永遠に音楽聴いてて、トラップとか簡単そうやし、〈受験終わったら音楽やってみよ〉って感じで実際始めました。高校受験終わった時もそのノリでスケボー始めたんすけど、一回も怪我することなく辞めました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「KOHHとかだいぶ根本的に影響を受けてると思います。みんなそうだと思うんですけど。“LOVE”とか“俺みたいにはなるな”って曲とかは、かなり人生的に影響受けてると思います。なんか〈アメリカから強制送還されたけど何も気にしてない(何も)〉みたいなラインがあるんですけど、〈この人だいぶ気にしてないな〉と思ってかっこいいなと思いました。

音楽的な影響を受けたシーンとしては2015~2016年ぐらいのSoundCloudのノリの影響が大きいかもです。KiiaraとかGallant、ビルボードもLordeの“Royals”が一位とるし、そこら辺の影響で自分の中で音数が最小限で新しいアイデアのR&Bが音楽偏差値的に高いみたいな固定概念がありますね。そのあとはHiNDSとかから刺激を受けてバンドでやったりを経て、今はDominic FikeとかRoy Blairからの影響が大きくて新しいロックサウンドの形を模索しています」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Lucky”

「バンドの時作った曲です。音楽作って結構ラッキーやったなって感じです。リリックは元メンバーと考えた部分がエモいす。HiNDSやBlacklipsイメージのリフから作りました。フックの後半の〈I'm from Japan Gun shot please 本当をあげるよだから Don't 軽視言葉〉 とかは日本語と英語を並べるのが気に入ってます。内容も真摯で気に入ってます。〈Buzz cut で 道 I memory feb〉はバンドを始めたのが2月だったのというのと、Fla$hBackSのFebbのことです。音楽を信頼するきっかけです」

 ※編集部注:Febbは2018年2月に24歳の若さで逝去

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

ARSKNAge Factoryを注目してるというか、全員注目した方がいいと思います。僕らみたいに共通したマインドはシーンを作り出すと思います。めっちゃ音楽に真摯に向き合っていて、それを自然体にラフに作品を作る感じが最高です。

あとバンド以外やとpool$ide君です。やっていることとか違うけど、バンド畑からプロデューサーになってる感じとか、現行のトラップをリミックスしたり、楽曲に取り込む感じが意外と趣味合いそうな感じで面白いと思います。僕は基本バンドシーンの中にいるので、自分よりDTM上手い人に会う機会が少ないんです。でもpool$ide君のライブ見たときに音の綺麗さにまじでビビりました。〈一緒に曲作りたいなあ〉と思ってて、彼のパーカッションの空間が上手くハマって、シンプルな上ネタのみで、リバーブを下品に使うことなく自然な広がりのあるドリームポップみたいなのが作れたらめっちゃおもろそうやと思います」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「Dylan Bradyは最近聞いて衝撃をうけました。100 gecsというプロジェクトから知ったんですが、ソロのアルバムでもギターサウンドとかグリッチに新しい可能性を提案してて参考に出来たらなと思ってます。シンプルにビート作るのがめちゃくちゃ上手くて、Deb NeverやCharli XCXなどに提供してるトラックも超最高です」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「今年あるライブもリリースもしっかり力を入れたいです。そして来年アルバムをリリースするので、それのための準備をしっかりしていきたいと思います。ラッパーのrirugiliyangugiliとのEPも今年出します。チェックよろしくお願いします」

 

BROCKHAMPTONの中心人物であるKevin AbstractやRex Orange County、Cosmo Pyke、Choker、そしてLil Soft Tennisが影響を受けたと語るRoy Blairなど、もはやジャンルでは括れないアーティストが世界各地で活躍している2016年以降の音楽シーン。Lil Soft Tennisも、そんな潮流の真っ只中にいるアーティストだと感じます。

また、『Feelin' Love』収録曲“Skrr Skrr to Babylone”のミュージック・ビデオもぜひ併せてチェックしてみてください。ローファイなギターとトラップを入れ混ぜたサウンドと、耳に馴染むポップな歌メロが組み合わさった最高の楽曲です。

そんなLil Soft Tennisがなんと、10月27日(日)に南堀江SOCORE FACTORYで行われるSen Morimotoジャパン・ツアー大阪公演のローカル・アクトに決定! Sen Morimotoもジャズからヒップホップ、インディー・ロックまで、ジャンルを自由自在にミックスするシンガー・ソングライターなので、Lil Soft Tennisが前座をやるのも納得です。貴重なライヴ、どうぞお観逃しなく!

 


LIVE INFORMATION
Sen Morimoto Japan Tour 2019
2019年10月27日(日)大阪・南堀江 SOCORE FACTORY
開場/開演:18:00/19:00
出演:Sen Morimoto
ツアー・ゲスト:AAAMYYY
ローカル・アクト:Kijiha/Lil Soft Tennis
DJ:DAWA(FLAKE RECORDS)
前売り/当日:4,000円/4,800円(いずれもドリンク代別)
チケット(peatix): https://senmorimoto20191027.peatix.com/
https://socorefactory.com/schedule/2019/10/27/sen-morimoto-japan-tour-2019/

【プロフィール】
TOWER DOORSスタッフ

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タワーレコードのサブミッション・メディア〈TOWER DOORS〉スタッフ。YouTubeをプラットフォームに、タワーレコードらしい〈新しい音楽との出会い〉をリスナーに提供することを目指しています。

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