メジャー3作目は彼女たちの最高作と呼んで差し支えないだろう。過去2枚で魅せた攻撃性とメロディアスの両極をさらに研ぎ澄ませ、全ベクトルに成長を遂げた楽曲のクォリティーも文句ナシ。まず前半5曲目までの情報過多な曲調を難なく乗りこなすアグレッションは〈ラウドル〉の真骨頂を叩き付けている。かと思えば、ピアノ・バラード“yours”などホロリと泣ける静謐な曲調も白眉。参りました。