挾間美帆の2021年作品をリリースした英Edition Recordsからリリース。パンデミックの中制作された本作は、先鋭性を感じさせつつもどこか普遍的な魅力も併せ持つ。人と一緒に演奏することが困難な中、数千もの時間を費やし数々の難題を乗り越えていった様が音に刻み込まれているかのようだ。口笛から始まるM1での独特な浮遊感を感じさせるギター、シャイ・マエストロ(キーボード)とエリック・ハーランド(ドラムス)が参加したM2での、エレクトロニクスを駆使した先鋭的なサウンドとジャズ・ロック的でエキサイティングなインタープレイが特に耳を打つ。