長年在籍していたアトランティックを離脱し、ソニー傘下のコロムビアに移籍したT.I.による9枚目のオリジナル・アルバム。心機一転の本作にエグゼクティヴ・プロデューサーとして迎え入れたのは、何とあのファレル・ウィリアムズ! これまでに提供してきた諸作の他、大ヒットとなったロビン・シック“Blurred Lines”でのコラボを見ても二人の相性の良さはあきらか。ヤング・サグからドリームまで、これまで以上に同郷のアトランタ勢がゲスト陣に名を連ねているのもファレルの計らいか? 何かと注目を集めるハッスル・ギャングの紅一点、イギー・アザリアとの“No Mediocre”やクラブ・バンガー“About The Money”をはじめ、キングたるT.I.の荒い鼻息が聴こえてくる一枚。