マッドリブアポロ・ブラウンらワン・プロデューサーとのアルバム制作を得意としてきたギルティ・シンプソン。今回の相棒を務めるのは、クエーカーズストーンズ・スロウにアルバムを残すカタリストだ。マッチングばかり注目される状況はともかく、鬼太な剛腕ビートにガッシリ牙を立てるハードな語り口は流石のド迫力。スペイセックエルザイディラ人脈の参加も目立つが、偉人の影響を越えた先にある力作だと思う。