NIRVANAというバンドがこの世に存在しなくなってから20年という月日が経った。カート・コバーンという、このバンドの核となる存在が衝撃的なかたちで最期を遂げたことにより、今までにも様々な研究書、ドキュメント映像が発表された。しかし、どれも作者の主観ばかりが目立っていた感は否めない。正直、私自身、この作品も期待はしていなかったのだがカート本人の手記、娘の承諾、そしてコートニー・ラブという、彼が最も心を許していた人物の証言を目の当たりにすると、推測や憶測の域を超えた真実にようやく直面できたという満足感すら感じた。彼の手記の見せ方など、編集や演出の妙が際立つ。

Film(C)2015 End of Movie, LLC. All Rights Reserved. (C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.