ファーストアルバム『G』を発売してから20年、前作からも4年という歳月を経て発表される通算6枚目の本作。紅一点のヴォーカル、シャーリー・マンソン(意外と知られていないがスコットランドのエディンバラ出身!)も本作について、「今までの中で一番『G』に近い作品」と語っているように、昔からのファンが聴けば原点回帰的な雰囲気を感じ取れるだろう。きっと、本作が彼らの自主レーベルから発売されることで、様々な制約や縛りがなく、自由に創作活動ができた結果ではないだろうか。改めて、ブッチ・ヴィグがメンバーとしていること自体、羨ましい限り。そして、スコットランドにハズレなし。