前作『A Moving Picture』からはエド・シーランらとのポップ・ヒットを生むも、メジャー離脱~独立を経てのサード・アルバムまでは4年を要することとなった。その間に界隈の事情も激変した印象ながら、どんなビートにもグライミーな速射で鋭く迫るラップの、アクの強さとダークな熱量の高さは健在だ。シンガー勢とのドラマティックなコラボもいいが、スケプタと組んでグライムに回帰した“50 Grand”がやはり別格。