本国ニュージーランドはもちろん、USの有力メディアも高く評価している女性シンガー・ソングライターの2作目。曲調はさりげない音響が効いたアシッド・フォークで統一していますが、ジュディ・シル風の繊細な歌声をそっと響かせたかと思えば、アデル級にパワフルな声量でリスナーを圧倒したりと、豊かな表現力で飽きのこない一枚に仕上げています。作品全体から痛みや寂寥感が滲み出ていて、油断すると涙が……。