“Watch Out”がブラウンズウッドのコンピに収録され、マーク・ド・クライヴロウらの曲で歌っていた10年前の活躍を知る人には懐かしい名前。近年はブラッド・オレンジやオークンフォルドとも仕事しているロンドンのヴォーカリストで、今作は同名EPを日本独自仕様でアルバム・サイズに拡大したものだ。往時はオルタナティヴ志向とも捉えられた諸要素が洗練された姿で収まる様に、時代の変化を改めて感じることもできるはず。