COLUMN

三宅伸治『ソングライター』 ミスチル桜井やクロマニヨンズ、斉藤和義ら猛者たちがデビュー30周年を祝した全30曲!

三宅伸治
猛者たちがデビュー30周年を祝した全30曲!

VARIOUS ARTISTS ソングライター 徳間ジャパン(2017)

 三宅伸治と言えば忌野清志郎ら多くのミュージシャンを支えた名バイプレイヤーのイメージが強いが、ブルース、ソウル、フォークなどのルーツ音楽を深く身体に沁み込ませている優れたソングライターでもある。そんな彼がMOJO CLUBの一員でデビューしてから30年を記念するトリビュート盤『ソングライター』は、彼の人徳と実力をリスペクトする豪華ゲストが大集合した凄い作品だ。全体の構成が実によく練られており、Disc-1ではMOJO CLUB時代のシカゴ・ブルース調の楽曲をザ・クロマニヨンズやフラワーカンパニーズがワイルドに歌い、フォーキーなものはYO-KINGや斉藤和義が引き受け、忌野清志郎Little Screaming RevueのナンバーをMr.Childrenの桜井和寿がソウルマンになりきってシャウトするなど、どれを取っても名演名唱。

 Disc-2では、清志郎の晩年のアルバムからの曲をTOSHI-LOW(BRAHMAN)やゆずが憧れを込めて歌い上げ、ボブ・ディラン風のフォーク・ソングを友部正人や有山じゅんじが自由に歌い崩し、最後は総勢21名のマイク・リレーによる三宅×忌野曲“JUMP”で感動のクライマックスへ。日本のトリビュート盤史上に残る傑作と言い切ろう。