入江陽が新曲“はとバス(201810)”をリリースした。

昨年9月にリリースしたアルバム『FISH』も好評を得るなか、紗倉まな原作の映画「最低。」(2017年)の音楽を担当したり、さとうもかのアルバム『Lukewarm』のプロデューサーを務めたり、雑誌「装苑」の連載〈はいしん狂日記〉で筆を揮ったりと、八面六臂の活躍を見せている入江陽。〈客演1000本を目指す2018年〉を掲げている通り、最近でも、hikaru yamada and the librariansの『Everything drops except stamps(beat tape+)』tamao ninomiyaの『忘れた頃に手紙をよこさないで(tamao ninomiya works)』(入江が参加した“夜の神さま”、名曲!)、そして10月24日(水)にリリースされるsoakubeats(粗悪ビーツ)の『Crude』など、その名を聞かない日はないというほど客演作品には枚挙に暇がない。まさに〈いまもっとも多忙な音楽家〉と言えるかもしれない。

そんな入江が自身のレーベル、MARUTENN BOOKSから待望の新曲“はとバス(201810)”を発表した。同曲には、いま話題のヒップホップ・クルー、DosMonosのプロデューサー/ラッパーである荘子itがサウンド・プロデュースで参加。konoreがコーラスで参加しているほか、曲中、森脇ひとみ(その他の短編ズ)の弾き語り音源がサンプリングされている。入江自身が編曲したストリングスが静謐なイントロダクション、ストレンジな荘子itのビートと入江の変幻自在なフロウが絡み合うヴァース、森脇の弾き語り……と目まぐるしく展開する曲で、奇想的で超現実的なリリックもこれまで以上の冴え(?)を見せている。

ピクニック・ディスコの『GIRL』、MELODY KOGAの詩集『おかし』、ガウディーズの『僕らは完璧』、さとうもかの『moka’s blend』など、MARUTENN BOOKSからは数多くの作品がリリースされており、いつ休んでいるのか心配になる入江陽。〈客演1000本〉の達成度合いも気になるが、今後の入江のソロ作品や活動にも期待したい。

 


入江陽のコメント
おひさしぶりです(そうでもないでしょうか)。3分の中に、前世やミートソース、ピータンやシュワルツェネッガーを詰め込んでみました。ぜひ聴いてください!

Release Information
入江陽『はとバス(201810)』

レーベル:MARUTENN BOOKS
収録曲:
1. はとバス(201810)
2. はとバス inst
3. はとバス a cappella
https://lnk.to/HATOBASU