ラブリーサマーちゃんからマリオ・カルダートJrに至る幅広いゲストを迎えた7年ぶりのアルバムが完成。ソフト・ロックやラウンジ寄りのアプローチを見せつつ、洗練されたポップスの中に潜むオルタナティヴな感性に強い作家性を感じる。近年は劇伴作家としても活躍し、インストの小品も挟んだ本作は、恋愛もののオムニバス・ドラマを観ているような聴き心地だ。