沖縄の島々に滞在中に着想を得たという物語をベースにして〈架空の映画のためのサウンドトラック〉をコンセプトに制作された7作目。作/編曲の共同制作に梅林太郎を迎え、 ミニマルなフレーズを軸にした室内楽的なアンサンブルをさまざまなアプローチで紡いでいる。歌と言葉も演奏の中に溶け込んだ深遠なサウンドスケープは多様なアンビエンスも内包しており、鳴りからしてヤバい。容易に読み解けない豊潤な音楽体験がここに。