配信作『38才のリアル』から半年で早くも届いた通算22作目(!)。ずっと生き苦しさや報われなさを創作に変えてきた人だが、いつもよりどこか希望が薫るのは、世の閉塞感がそれを上回ってしまったからなのか。SKY-HIに着想を得た“スカイハイ”、某フェス騒動を物語る“naimononedari”、10年前との変化と不変を歌う表題曲、仮谷せいらのフックが効いた“ステージパス”など逸曲揃い。2度目のアンサー“Another Pellicule”もグッとくる。