これまでも幾度となくジャズに接近してきたミシェルがいよいよブルーノートへ。マーク・ジュリアナらを迎えたエレクトリック・マイルスのような趣の“Virgo 3”から、ジェイソン・モランとの静謐なソウル“Perceptions”までさまざまで、全貌を掴みづらい才人ぶりは変わらずだが、自身の歌を中心に整えたシンガー・ソングライターとしての印象をもっとも強く感じる一枚だ。