DISC GUIDE

アルバムで楽しむジェイムズ・ブラウンのステップ(4)―73年~2002年までの作品をまとめて紹介

【特集:いまひとたびの、ジェイムズ・ブラウン】 Pt.5

FUNKSTATIC JOURNEY OF JAAAAAMES BROOOOWWWWNNN!!!!!!!
[ 緊急ワイド ]いまひとたびの、ジェイムズ・ブラウン
その男が天に召されて早くも9年の歳月が飛び去っていった。それでも、いまだに彼を超えるスーパーバッドは登場していない。今回は話題の伝記映画の副読本 として、ファンクの生命力とソウルの神通力を全身で鳴らしたJBの前進の歴史を、膨大な作品(の一部!)と共に追いかけてみよう!!!!!!!!!

 


 

SELECTED DISCOGRAPHY
今回のリイシュー作品を中心に、アルバムで楽しむJBのステップ(4)

 

JAMES BROWN Black Caesar Polydor/ユニバーサル(1973)

70sブラック・ムーヴィーのサントラ。主題歌にあたる“Down And Out In New York City”などでJBの歌が聴けるほか、JB'sリン・コリンズのナンバーも収録。JBのヘタウマなエレピが冴える“Sportin' Life”は隠れた名曲だ。 *林

 

 

JAMES BROWN Slaughter's Big Rip-Off Polydor/ユニバーサル(1973)

『Black Caesar』に続いてJBがスコアを手掛けたブラック・ムーヴィーのサントラ。こちらもリン・コリンズやJB'sの曲を含み、ヒットした“Sexy, Sexy, Sexy”のようなグリッティーなファンクからブルースまでを聴かせる。 *林

 

 

JAMES BROWN The Payback Polydor/ユニバーサル(1973)

社会性を打ち出すなかで発表した、〈JB流ニュー・ソウル〉とでも言うべき大作。表題曲など、ファンクでも抑制を効かせたスマートな曲が中心で、内省的なムードも強い。“Stone To The Bone”は最高にクールなファンクだ。 *林

 

 

JAMES BROWN Hell Polydor/ユニバーサル(1974)

社会派路線を受け継ぐが、ファンクはもちろん、サルサ調にリメイクした過去ヒット、フィリー・ソウル調、メロウ・グルーヴなど、かつてなくヴァラエティに富んだ内容だ。ネタ人気の高い“Papa Don't Take No Mess”収録。 *林

 

 

JAMES BROWN Get Up Offa That Thing Polydor/ユニバーサル(1976)

ディスコ隆盛に瀕してギリギリのJB感で張り合った力作。表題曲はこの時期のJBを代表する賑々しいパーティー・ファンクで、洒脱なコーラスと掛け合うフィリー風のソウル・ナンバー“You Took My Heart”もたまらない。 *出嶌

 

 

JAMES BROWN Bodyheat Polydor/ユニバーサル(1976)

ブッ飛んだジャケが謎なディスコ期のアルバム。表題曲は長尺パーカッシヴ・ファンク作法を時流に折り合わせた雰囲気ながら、後半にはかつてなく流麗なメロディック・ディスコも並ぶ。本人は気に入らなかったようだが、朗々たる歌は流石。 *出嶌

 

 

JAMES BROWN Live: Hot On The One Polydor/ユニバーサル(1980)

 

79年の東京公演を収めたライヴ盤。JB基準では一時期よりテンションは落ちるも、過去名曲に加え、当時出たばかりのディスコ・ファンク“It's Too Funky In Here”なども披露し、会場を熱狂の渦に巻き込む。灼熱の狂宴。 *林

 

 

JAMES BROWN Gravity Scotti Bros./BBR(1985)

50代になってやっと神輿に担がれることを覚えたJB。ここではダン・ハートマンに全面プロデュースを委ね、映画「ロッキー4」で使われた“Living In America”の勢いのままに厚みのあるサウンドに跨がる。メイシオ・パーカーの久々の参加も。 *出嶌

 

 

JAMES BROWN I'm Real Scotti Bros./FTG(1988)

フル・フォースがJB音源をネタ使いして本人を迎えるというモダンなアイデアに乗っかり、〈ヒップホップの父〉たるポジションを盤石にした野心作。表題曲と“Static”が最後のTOP5入りし、チャートの前線で闘った最後のアルバムにもなった。 *出嶌

 

 

JAMES BROWN The Next Step Fome(2002)

70歳を目前にしてリリ−スされた、生前最後のオリジナル・アルバム。最後の妻になったトミー・レイら晩年のチームが周囲を固めるなか、3曲を共作もした盟友ボビー・バードとは“Killing Is Out, School Is In”にて22年ぶりに共演を果たした。 *出嶌

 

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