DISC GUIDE

アルバムで楽しむジェイムズ・ブラウンのステップ(6)―リイシュー作を中心にJBファミリーの作品を紹介(後編)

【特集:いまひとたびの、ジェイムズ・ブラウン】 Pt.7

FUNKSTATIC JOURNEY OF JAAAAAMES BROOOOWWWWNNN!!!!!!!
[ 緊急ワイド ]いまひとたびの、ジェイムズ・ブラウン
その男が天に召されて早くも9年の歳月が飛び去っていった。それでも、いまだに彼を超えるスーパーバッドは登場していない。今回は話題の伝記映画の副読本 として、ファンクの生命力とソウルの神通力を全身で鳴らしたJBの前進の歴史を、膨大な作品(の一部!)と共に追いかけてみよう!!!!!!!!!

 


 

JB'S FUNKY PEOPLE
今回のリイシュー作を中心に、JBファミリーのアルバムも一部紹介!!(2)

 

YVONNE FAIR The Bitch Is Black Motown(1975)

映画でもフィーチャ−されていたイヴォンヌは、62年にキングで“I Found You”などを吹き込んだ、初期JBファミリーを代表する歌姫。JBの元を離れて発表したこの唯一のアルバムは、ノーマン・ホイットフィールド流のファンク仕立てになっている。

 

 

TAMMI TERRELL Come On And See Me: The Complete Solo Collection Hip-O Select(2010)

JBの自伝で思い入れの深さが綴られていたタミー・モンゴメリータミー・テレルとしてマーヴィン・ゲイとのデュエットで名を売った彼女がJBファミリーにいた頃のシングルは、このコンプリート音源集に網羅。

 

 

ANNA KING Back To Soul Smash/Shout!(1964)

タミーに替わってJBレヴューでスポットを浴びた彼女は、JB周辺には珍しく、早い段階でJBプロデュースのソロ作もリリースしていた。スタンダードモータウン風も交じるのは時代背景ゆえの産物だろうが、主役の技量もあって内容は高水準だ。

 

 

MARVA WHITNEY It's My Thing King(1969)

遺言によりJBの葬儀でも歌を乞われた、ファミリー屈指のディーヴァ。67~69年のシングルをまとめてすぐアルバムが出来たのは、JBとの交際関係ゆえの優遇……ではないはず。オーサカ=モノレールとの仕事も最高だった。

 

 

VICKI ANDERSON Mother Popcorn: Vicki Anderson Anthology Soul Brother(2004)

自伝でJBがもっとも才能を激賞していた彼女はボビー・バードの奥方でもあった。そのためかアルバムはないものの、シングルの量は膨大で、このアンソロジーではその激ファンキーなエッセンシャルが一望できる。

 

 

LYN COLLINS Think (About It) People/ユニバーサル(1972)

70年代半ばまでJB家で過ごした〈女ファンク伝道師〉のデビュー作。サンプリングの超定番ネタにもなっている表題曲はシングル・ヒットを記録し、小回りの利く威勢の良い歌唱力はJBも特にお気に入りだったようだ。

 

 

LYN COLLINS Check Me Out If You Don't Know Me By Now People/ユニバーサル(1975)

前作よりも曲調は多様ながら、JBが声を重ねる“Rock Me Again & Again & Again & Again & Again & Again”のようにパンチのあるファンク歌唱は格別。何にせよ、JB配下で2枚もアルバムを残せた人はそういない。

 

 

MARTHA HIGH Martha High Salsoul/OCTAVE(1979)

30年以上もJB軍団にいたDCのシンガーが、その途上でサルソウルに残したソウルフルなディスコ盤。一応プロデュースはJBながら、内実はアレンジャーのトミー・スチュワートが采配したと思われる。近年もスピードメーターと作品をリリース。

 

 

HANK BALLARD You Can't Keep A Good Man Down King/Soul Brother(1968)

ミッドナイターズで50年代に活躍し、JBがマネージャーのベン・バートと契約するきっかけを作ったデトロイトの大物。その恩に報いるべくJBがプロデュースした本作は、主役の魅力を消すことなくファンキー色を加えている。

 

 

SWEET CHARLES For Sweet People From Sweet Charles People/ユニバーサル(1974)

68年にJB's入りし、76年から20年に渡ってJBの音楽監督を務めたベーシスト。JBやフレッドの後ろ盾で作られたこの歌手デビュー作は甘い声を活かしたニュー・ソウル調で、女泣かせなメロウ系も多め。

 

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