リー・リトナーのカヴァー集として評価の高い“ツイスト”シリーズ3部作に引き続き、満を持してセルフ・カヴァー・アルバムがリリースされる。昔からのファンがこの選曲を見れば、思わずガッツポーズをしてしまうことは間違いあるまい。弱冠23歳のときに制作した1stアルバム『ファースト・コース』から4曲。さらに70&80年代の違うカラーを持つアルバムからの再録や、新曲も3曲収録。それぞれの楽曲が持つ鮮度は高く、クロスオーヴァーと呼ばれたあの時代感が蘇る曲や、現在のリトナーを感じさせるオーガニックな楽曲も心地いい。彼のライフログとして聴けば、その変遷や嗜好もよく見えてくる。