ガヴァメント・ミュールの大黒柱がソロ3作目をリリース。ニュージャージーのレイルロード・アースをバックに従え、バンジョーやフィドルを大々的に用いながらグッとブルーグラスやカントリーへ接近し、温かみがあって哀愁を帯びた曲を繰り出していく。穏やかさのなかにタフさを忍ばせた燻し銀の歌声が魅力的で、グレイス・ポッターとデュエットしたフリートウッド・マックのカヴァーなんて落涙モノの素晴らしさだ。