今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6!
今年最初のシングルは2人のハーモニーを活かす楽曲性の高さをより追求したもの。H(eichi)らしいファンキーな小気味良さの効いた表題曲は文句ナシの楽しさです。それぞれAyuとSayaが詞を書いたカップリング“crescent moon”“想いサクラ”は、後者のリリカルな情緒が季節柄ハマりますね。
メジャー入りしてから3枚のシングルをすべて収めたセカンド・アルバム。あすかが本作のリリースとツアーをもって卒業となりましたが、ここにあるダンサブルな勢いは先の姿を見せてくれるはず! 詞曲に加えて編曲にもみずからタッチしたLUNAのソロ・ナンバー“ワガママ”が好感触。
〈目指せ!『国民的ソング』宣言〉を掲げて気合いの入る彼女たちのニュー・シングルは、小室哲哉が表題曲を書き下ろし。否応なく90年代のglobeを想起させるTK節の強さに耳が捕まります。デビュー3年目の心情を歌い込んだようなカップリング“3度目のFirst love”も大人っぽさが良し。
順調に届いたサード・シングル。海外遠征の経験も活きたか、表題曲がいきなりワールドワイド目線な電波ソングになっていておもしろく、タオル系の“シダレヤナギ”も和風のアクの強さが耳に残ります。タイプ別のカップリングでは強引な転調の楽しい“恋紅葉”が、わかっちゃいるけど好きです。
いいでしょ! ライムベリーのMCが高校卒業の節目に発表した初のソロ作は充実の7曲入り。ほぼ全曲のリリックを書き、ROMANTIC PRODUCTIONやGOLBY SOUNDらの多彩なビートを強気なフロウで跨ぐ主役の振る舞いが痛快です。ERONEやハハノシキュウ、相棒MISAKIの助太刀も効果的!
高い評価を得た『bath room』から半年、待望の新作は4曲入りのEP。大森靖子の新作『TOKYO BLACK HOLE』参加も注目のサクライケンタですが、やはりブクガを通すことで立ち上がる独自の世界にはすごいものがあります。気持ち良いところにリズムが刺さる“lost AGE”から朗読の“empty”まで、ただすごい。