La PomPon
運命をふたたび廻して、勝負の一年がスタートです!

昨年1月のデビューからまだ1年と少ししか経っていないことを考えると、人気TVアニメ「名探偵コナン」のオープニング曲に起用された“謎”を含むサード・シングル『謎/ヤダ!嫌だ!ヤダ! ~Sweet Teens Ver.~』がオリコン週間チャートで8位を記録した昨年は、彼女たちにとって予想以上に実り多い年だったと言えるでしょう。2014年夏に結成され、東京は六本木を拠点に活動する6人組ダンス&ヴォーカル・グループ、La PomPon。着実にライヴを重ねてスキルアップするなか、さらなる注目必至の展開が訪れました。今年の第1弾となる通算4枚目のシングルは『運命のルーレット廻して/サヨナラは始まりの言葉』。先述の“謎”も小松未歩のカヴァーとあって話題になりましたが、今回の“運命のルーレット廻して”はZARDが98年に発表したメガ・ヒット曲のカヴァーとなります。
ZARDといえば6人が所属するビーイングの大先輩、というかJ-Popの歴史に残る偉大な先達です。そのオリジナルは「名探偵コナン」のテーマソングとして人気を博した一曲でしたが、今回のLa PomPon版も今年で放送20周年を迎えた同アニメのエンディング曲に起用。しかも今年はZARDのデビュー25周年という運命的な節目も重なっています。なかなかの重責のようにも思えるものの、オリジナルが出た前後の97~2000年生まれのメンバーが揃ったLa PomPonだからこそ、この名曲をフレッシュに蘇らせる役割として適任だと言えるのではないでしょうか。
La PomPonのヴァージョンは原曲と同じ池田大介が編曲を担当し、緩急に富んだオリジナルの印象を大きく崩さないアレンジに仕上げられています。ただ、印象的なスパニッシュ・ギターの導入部からどこかシリアスな情感を帯びていたZARD版と比べると、柔らかなストリングスや鍵盤が耳に残る6人の歌は、オリジナルとはまた別のスピード感を纏っているように響くはず。いつもの彼女たちとは違い、ほぼユニゾンの丁寧な歌唱で一体感を見せる姿も、爽やかな青春ムードを醸し出している要因かもしれません。
青春ムードということなら、両A面のもう1曲“サヨナラは始まりの言葉”はさらに彼女たちの等身大に近いナンバーと言えるでしょう。〈新しい明日〉や〈眩しい未来〉を瞳に映した切なくもポジティヴな出来映えは、言うまでもなくこの季節がよく似合うもの。6人のうち4人がそれぞれ学校を卒業するタイミングということもあって、いつも以上に実感のこもった歌声にグッとくるはずです。
さらに初回限定盤のカップリングには、“ろっぽんぎ体操 ~愛コトバはジャンパラポン!~”も収録。彼女たちのホームである六本木をテーマにした恒例のシリーズ第4弾ということになりますが、〈体操〉というだけあって今回はエクササイズ感覚の振り付けが用意され、ライヴ会場でもブートキャンプ状態(?)で盛り上がりつつ健康になれる楽しい一曲に仕上がっています。
とはいえ、6人の備えた魅力とポテンシャルがこの3曲の充実ぶりだけに収まるものじゃないのは明らか。運命的な名曲との出会いも糧にして、2016年もLa PomPonはやってくれるでしょう!
ALL九州産に回帰して、新たな岐路に臨むLinQのニュー・シングル!

新たな進路決定の報告も届く一方、7期生のお披露目も相次ぐLinQ。そんな折のニュー・シングル“Supreme”では、初期のLinQ像を音の面から構築してきたH(eichi)+SHiNTAコンビとの再会が久々に実現しました(2人の書き下ろしによるLinQ曲は2012年以来!)。今作は衣装からMV制作まで〈ALL九州〉を貫き、例外的に自主リリースの形式を採っています。
宝来忠昭(福岡出身)監督のLinQ主演映画「みんな好いとうと♪」の主題歌となる表題曲は、カーリー・レイ・ジェプセンっぽいキャッチーさが光るダンサブルで爽快な逸曲。同コンビによるもう1曲“Sweet Dream”はまさに初期の彼女たちを思わせる清新なナンバーです。また、映画の挿入歌もそれぞれカップリングに収められ、久留米のレジェンドたる松田聖子の“青い珊瑚礁”カヴァーもド直球でいいし、特に本編で中心となる新木さくら/坂井朝香/大庭彩歌/福山果奈が詞を共作した“キミがいたから”は昂揚を煽るアレンジも相まって出色の仕上がりでしょう。
LinQの色を確立してきたLadyたちの卒業は寂しいものの(MVを観よう!)、5周年を控えて原点回帰を図る今作の姿から、新生への強い決意を受け取るべきですね!
上質なシングルを届けるNegicco、今年もはじまりました。

名うてのミュージシャンたちが集ったNEGiBANDのリアレンジによる限定シングル“圧倒的なスタイル”をリリースして昨年を明るく締め括ったNegicco。今年に入ってからはそのNEGiBANDを従えたツアー〈The Music Band of Negicco〉に出発し、いまはファイナルとなる4月27日の中野サンプラザ公演へ向かう真っ最中ですが、そんなタイミングで今年最初のシングル“矛盾、はじめました。”が完成しました!
蓮沼執太の新作『メロディーズ』にて自由にコーラスを提供したり、サニーデイ・サービスのMVにKaedeが出演したり、露出の振り幅もいよいよ広がるなか、今回の3人が見せるのは大人の表情です。土岐麻子(作詞)×さかいゆう(作曲)によるミディアムの表題曲は、アレンジをconnieと共同で担ったNEGiBANDが演奏するという温かみのある仕上がり。上質なAORタッチに乗せて逡巡する素朴な歌声も抜群です。
また、カップリングの“楽園の余韻”はconnieの詞曲による童謡ライクな不思議ナンバーで、こちらは編曲を北園みなみが手掛けているのも注目です。なお、毎度のお楽しみとして初回限定盤Bにのみ付くリミックスCDでは、やけのはらが“Space Nekojaracy”を、宮内優里が“おやすみ”をそれぞれ担当して、そちらもぜひチェックしたいところ。そして……。
今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6!
今年最初のシングルは2人のハーモニーを活かす楽曲性の高さをより追求したもの。H(eichi)らしいファンキーな小気味良さの効いた表題曲は文句ナシの楽しさです。それぞれAyuとSayaが詞を書いたカップリング“crescent moon”“想いサクラ”は、後者のリリカルな情緒が季節柄ハマりますね。
メジャー入りしてから3枚のシングルをすべて収めたセカンド・アルバム。あすかが本作のリリースとツアーをもって卒業となりましたが、ここにあるダンサブルな勢いは先の姿を見せてくれるはず! 詞曲に加えて編曲にもみずからタッチしたLUNAのソロ・ナンバー“ワガママ”が好感触。
〈目指せ!『国民的ソング』宣言〉を掲げて気合いの入る彼女たちのニュー・シングルは、小室哲哉が表題曲を書き下ろし。否応なく90年代のglobeを想起させるTK節の強さに耳が捕まります。デビュー3年目の心情を歌い込んだようなカップリング“3度目のFirst love”も大人っぽさが良し。
順調に届いたサード・シングル。海外遠征の経験も活きたか、表題曲がいきなりワールドワイド目線な電波ソングになっていておもしろく、タオル系の“シダレヤナギ”も和風のアクの強さが耳に残ります。タイプ別のカップリングでは強引な転調の楽しい“恋紅葉”が、わかっちゃいるけど好きです。
いいでしょ! ライムベリーのMCが高校卒業の節目に発表した初のソロ作は充実の7曲入り。ほぼ全曲のリリックを書き、ROMANTIC PRODUCTIONやGOLBY SOUNDらの多彩なビートを強気なフロウで跨ぐ主役の振る舞いが痛快です。ERONEやハハノシキュウ、相棒MISAKIの助太刀も効果的!
高い評価を得た『bath room』から半年、待望の新作は4曲入りのEP。大森靖子の新作『TOKYO BLACK HOLE』参加も注目のサクライケンタですが、やはりブクガを通すことで立ち上がる独自の世界にはすごいものがあります。気持ち良いところにリズムが刺さる“lost AGE”から朗読の“empty”まで、ただすごい。








