RICHARD SPAVEN The Self Fine LinePヴァイン (2017)

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2017.08.15

ダブステップ、ブロークンビーツ的なリズムを人力で叩き出すUKの売れっ子ドラマー、リチャード・スペイヴン。メロウなエレピや、エレクトロニクスを駆使したイマジネイティヴなサウンドに、無機質な音色のドラムから精製される複雑で緻密なビートが強烈な印象を与える。アルバム全体を通して、ドラムの音色や楽曲のテンポはほぼ同じであるが、楽曲によって機械的に演奏する時もあれば、ヴォーカル曲などでは人間的なグルーヴが表現されていたり、その辺りの絶妙なバランス感覚とリズムの独創性には脱帽。UKエレクトロニック・ミュージックを通過した新しいジャズの一つの理想型がここにある。

 


ホセ・ジェイムズらが絶対的な信頼を寄せる天才ドラマーの新作は、細やかなビート感覚が後引く浮遊感を醸し出す心地良さ抜群のブロークン・ビーツから、予感に満ちたシネマティックな音色にうっとりのダウンテンポまでを束ねたキャリア最高傑作だ。フォーテック“The Hidden Camera”のカヴァーはドラムンベース黄金世代のツボを押しまくるはず! ジョーダン・ラカイやスチュアート・マッカラムなど客演も多彩。

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