Page 3 / 4 1ページ目から読む

般若 HANNYA 昭和レコード(2009)

ユーモラスな話芸が加速したラスボスの5作目では、ハモンド・オルガンのネタ使いがジワジワと熱い“天使と悪魔”、バレエ音楽をフリップしたような“ケータイ”でビートを提供。ヴァラエティー感の増した作風に貢献している。 *北野

 

RHYMESTER マニフェスト NeOSITE(2010)

外部プロデューサーを多数起用した、ヴェテランたちの復帰第1弾アルバムに、EVISBEATSは“New Accident”のトラックで寄与。女声がソウルフルに吠え猛るホンキートンクなファンク路線で、熱量高いライムを引き立てる。 *北野

 

将絢,EVISBEATS offutaride くレーベル(2010)

当時RomancrewのMCだった将絢とのコラボ名義で、KREVAのレーベルより発表された5曲入りEP。夜の空気にゆっくり溶け込むようなメロウネスで、将絢の色気が漂う低音フロウに心地良い揺らぎを与えている。これは男前。 *北野

 

韻踏合組合 都市伝説 IFK(2010)

古巣の結成10周年記念アルバムを全曲プロデュース。各人のソロやユニット曲を含む全20曲の大ヴォリュームということで、笠置シヅ子らの和モノからサルサ、アラブ音楽まで、ネタとビートの振れ幅は過去最高かも。MINT、だるまさんも駆け付けた全員集合曲“前人未踏”でのラップも熱い! *北野

 

CANDLE 月見草子 Mary Joy(2011)

アンダーグラウンドで鳴らすMCの2作目を全曲EVISBEATSが制作。全体的にジャジーかつ影のあるサウンドメイクで、主役の成熟した一面を演出している。AMIDA名義でShing02と共にマイクを回す“ら組”は必聴。 *北野

 

EVISBEATS ひとつになるとき AMIDA STUDIO(2012)

リラクシンな極上の“いい時間”、田我流との“ゆれる”という先行曲の流れを汲む2作目。気張らないスタンスは音と歌詞の両面に表れ、DOZAN作詞のゆるレゲエ“ギャーテーギャーテー”やCHIYORIがアンニュイな声を浮かべる“Again”など、時間が緩やかに流れるような名曲揃いの一枚だ。 *北野

 

EVISBEATS SKETCHBOOK AMIDA STUDIO(2012)

『ひとつになるとき』以降のメロウなインスト曲を中心に、盟友のDJ MIGHTY MARSがDJミックスした作品集。AMIDA名義による未発表のラップ曲や“ゆれる”の改装版となる“I CAN”などもあり、ゆるっと楽しめる気軽さが魅力。 *北野

 

SHINGO★西成 ブレない 昭和レコード(2012)

初期の代表曲“ゲットーの歌です(こんなんどうDEATH?)”からEVISBEATSとはたびたび手合わせしているSHINGO★西成。ここでも晴れやかなホーンの鳴り響く“青いサムライ”をEVISと前田和彦が共同で手掛けている。 *出嶌