SERIES

【Crossfaith World Tour Diaries】第9回 クレイジーに爆発させたアジア&〈レディング/リーズ・フェス〉出演含むUKツアーを振り返る

世界を飛び回るCrossfaithのツアーなどの模様をメンバーみずからレポート!

さて前回のKoieに続いて、今回は僕が書かせてもらいます!

今年の夏はたくさん日本のフェスに出演し(おそらくバンド史上最多出演)、俺たちの轟音を鳴り響かせてきた。そして夏のフェス・シーズンが落ち着き、次は自分たちのヘッドライナーでは約2年振りとなるアジア・ツアーへ出発。

ツアー〈ACROSS THE FUTURE 2016〉の模様を収めた映像
 

〈New Age Warriors Tour 2016 ASIA〉――今回はタイ、韓国、台湾、中国へ行ってきた。ツアーのスタートはタイのバンコクから……やっぱりこの国の交通事情はいつ見ても凄く渋滞している……。砂埃で汚れた車、ヘルメットを一切着けていないバイカー達、そしてこの国ならではのTAXI=トゥクトゥクで溢れかえっている。僕はあることが理由でトゥクトゥクには乗れなかったが、メンバーはみんな乗ってたんじゃないかな??

その乗れなかった理由というのも、前の日の夜にタイに着いてみんなでディナーに行った後のこと……Teruが「ヤバイのん見つけたで! 一緒に行こや!」って嬉しそうな顔で言っていたので後をついていくと、出ました。タイと言えばコレなのではないだろうか、素揚げされた昆虫がズラリと並ぶ屋台ではないか!? そう、僕はある音楽番組でタイに行った時、〈誰がサソリを食べる!?〉というのをジャンケンで決めた訳だが、見事に負けてしまい(苦笑)。なので決心はしていたけれども、実際に目の前にサソリが並べられると、素揚げされてるとは言えどもなかなか辛かった。そしてようやく決意して食べてみたところ、味はカッパえびせんとドブの水っぽい臭さが残る感じ……。興味のある方はぜひタイに行った際に食べてみてください。そんなことがあって、次の日は1日腹痛に襲われてひたすらベットに沈んでいた。

LIVE当日はしっかり治し会場へ。今回のツアーは前回行った時よりも遥かにオーディエンスの数も増え、みんなの熱量も凄く、温かく迎えてくれた。それに応える様に、いやそれ以上に衝撃を与える様なLIVEが出来たと思う。

そしてその日も夜遅くまでパーティーをし、二日酔いが残ったまま次の会場の韓国へ向かうために空港へ。次は韓国最大のロック・フェス〈Incheon Pentaport Rock Festival〉だ。このフェスに出演するのは2回目で、初めてが2年前の2014年だった。この時はセカンド・ステージのトリを任されて、韓国でのLIVEも初めてだったのでどうなるのか未知数だったけど、確かに凄くいい手応えがあったのを覚えている。

その時のLIVEが凄く良かったため、今回は何と韓国側の要望でメイン・ステージのトリ前を任されることに! 俺たちのステージが始まる頃にはちょうど日が暮れてきて、照明がより綺麗に映える時間へ……。暗黒の世界観が広がる新しいバックドロップを背に、SEが流れてステージに上がると、物凄いオーディエンスの歓声が聞こえてくる。そしてそのままフルパワーでステージングをする。当日は1万人を動員していたそうな。

韓国での2回目のLIVEであんなに素晴らしいステージに立てたことに感謝! 現地の関係者の人たちも、海外から来たバンドであれだけみんなが手を上にあげ、ジャンプしたりモッシュピットを作ったりしてるのを初めて見たと言っていて、純粋に嬉しかったし、EDMが特に流行っているこの国でも、ロック・ミュージックにまだまだ可能性があると感じたLIVEだった。

そしてその日の夜は美味いサムギョプサルを食べ、残すは自身のヘッドライナー・ツアーの台湾と中国へ。どちらとも前回を上回る動員と俺たちのパフォーマンスで会場を沸かせ、怒涛のアジア・ツアーが終了。次は今回行っていないインドネシアやマレーシア、シンガポール、フィリピンも攻めたいな!

無事にアジア・ツアーを終えた俺たちは、次なるステージ〈Reading & Leeds Festival〉へ向かうためにUKへ。UKに行くのはもうかれこれ10回以上になるけれど、今回は2年ぶりの〈Reading & Leeds Festival〉ということで凄く楽しみにしていた。今回は〈Pit Stage〉というサーカス・ショウのテントの中みたいなステージで、他にはNothing MoreAsking Alexandriaといったヘヴィーなバンドが出演していました。そんな中、どうも他のバンドでオーディエンスが完全燃焼していないというか、まだ一線を越えて爆発しきってないように感じた俺たちは、〈俺たちがここの空気を変えるしかない。もっとクレイジーに爆発させたい〉という闘志がさらに燃えてきて、メンバーの意思もより強くなっていざ、ステージへ。サウンドチェックの時点で「Crossfaith! Crossfaith!」とコールするオーディエンスの声も凄かったな。そしてステージでは見事にお客さん一人一人を確実に沸かせ、完全燃焼できるLIVEに出来たと思う。

2016年の〈レディング/リーズ〉の模様を収めた映像
 

1日目の〈Reading〉も2日目の〈Leeds〉でも隙のないLIVEをし、次の日は〈Leeds Festival〉でのデイオフ。この日は自分にとっては特に楽しみにしていたRed Hot Chili Peppersがヘッドライナー! 完全にフェスを楽しむだけの日だったので、トリのレッチリまでImagine Dragonsや俺たちの曲“Wildfire”に参加してもらってるベスト・フレンドのSkindreadらメイン・ステージに出演しているバンドを見て、色々刺激をもらった。そして待ちに待ったレッチリが始まり、数々の名曲をプレイして新しいアルバムからも数曲やっていた。やっぱり自分の好きなバンドを海外で観れるというのもツアーの醍醐味の一つで、凄くいい1日に。

そして今ツアー最終日はスコットランドでのヘッドライナー・ショウ。この国は街中が基本石造りで、近くにはシガー・ショップもたくさんあったり、古いお城もあって凄く渋い街だった。スコットランドでヘッドライナーのLIVEをしたのは初めてだったけど、オーディエンスもめちゃくちゃウェルカムで、よく分からない強いお酒……ワインかな?を飲んでいる客もいて、同じくクレイジーなショウになった。

やはりこうやってヘッドライナーでツアーを回ると、自分たちのセット時間もしっかりあるし、よりLIVEでやりたいことや伝えたいことが実現出来るから、もっと世界中を回ってみたいって思う。

もちろん日本でもガツガツやっていきたいしね!ということで、今回はアジア・ツアーとUKツアーの旅の様子をギュッと書かせてもらいました。これを読んでくれている人、次はライヴ会場でお会いしましょう!

 

PROFILE:Crossfaith


Kenta Koie(ヴォーカル)、Terufumi Tamano(プログラム/ヴィジョン)、Kazuki Takemura(ギター)、Hiroki Ikegawa(ベース)、Tatsuya Amano(ドラムス)から成る5人組。2006年に結成。2009年に初アルバム『The Artificial theory for the Dramatic Beauty』を発表。翌2010年には初作がヨーロッパでリリースされ、海外デビューを果たす。2011年にヨーロッパに続きUSでも発表することになる2作目『The Dream, The Space』を完成。アジア圏をはじめヨーロッパやUSなどでのツアーやフェス出演も精力的に行うようになる。そして2012年にミニ作『ZION EP』を、2013年には世界デビュー盤となる3作目『APOCALYZE』をリリース。2014年には世界を股に掛けた活動の充実ぶりに拍車がかかり、 メジャー・デビュー・シングル“MADNESS”を発表。2015年に入ると日本国内での初ワンマン・ツアーを開催したほか、メジャー初作『XENO』をリリース。さらに初の映像作品となるライヴDVD「LIVE IN UNITED KINGDOM AT LONDON KOKO」、ドキュメンタリーDVD「ACROSS THE FUTURE ~The Beginning~ すべての始まり」を相次いで発表した。そして、2016年5月のSiMとのコラボ・シングル “GET iT OUT”に続き、7月には最新シングル『New Age Warriors』(ARIOLA JAPAN)をリリース。2017年1月7日から、日本7か所を回る〈New Age Warriors Japan Tour - Final Series One Man Shows〉を開催!

★ライヴの予定ほか詳しくはこちら

Crossfaithの2016年のシングル『New Age Warriors』収録曲“RX Overdrive”
関連アーティスト
美しい星