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【連載:原田珠々華の歌いながら行こうよ】[第8回]ロックンロールは鳴り止まないっ

【連載:原田珠々華の歌いながら行こうよ】[第8回]ロックンロールは鳴り止まないっ

 SNS。いまではほとんどの人が何かしらのSNSを利用しているであろう。実際に私も、Twitter、Instagram、TikTokを主に利用している。その他にもLINEで知り合いと連絡を取っている。私は、自分の存在をより多くの方に知ってもらうために利用している。昔に比べ、自分を知ってもらうことが物凄く簡単になった。それだけではない。多くの人が自分のどうしようもない感情をあてもなく叫ぶことが出来るようになった。インターネット上のコミュニティーが生まれることによって日常での寂しさを補えるようになった。インターネットはただのツールではなく、もう1つの世界だ。そこで確かに息をしている人がいる。

 インターネットは現実をよりリアルにした世界だ。顔が見えないぶん、何だって言える。ログアウトしてしまえば、簡単に自分の存在を消すことだってできる。本来ならば、世界は違うとしても自分の中身は同じ。現実でもインターネットでも、言っていいことと言ってはいけないことに違いはないはずだ。人間は思ったより弱い生き物だ。SNSは、姿を変えたSOSに見える。誰もがそうではないが、しかしSNSの根本にあるものは承認欲求から始まるものだ。それ自体が誰かを求め、誰かに求められたいというSOSなのではないか。いちばんわかりやすいものが、フォロー/フォロワーの相互関係な気がしている。便利になったぶん、自分のコントロールは不便になっていく。自分はどこでだって変わらない自分でありたい。

神聖かまってちゃん ベストかまってちゃん unBORDE(2015)

 今回私が紹介させて頂く曲は、神聖かまってちゃんさんの“ロックンロールは鳴り止まないっ”です。神聖かまってちゃんさんの楽曲は聴くたびに自分の中で、その曲に対しての想いが変わっていく不思議な体験をさせてくれます。よく言われるスルメ曲といったものでもなく、噛めば噛むほど味の変わるガムのような。〈MD取っても、イヤホン取ってもなんでだ全然鳴り止まねぇっ〉——私はまさにこの曲で同じ経験をしました。私にロックンロールを伝えてくださり、ありがとうございます。そして、〈最近の曲なんてもうクソみたいな曲だらけさ!なんて事を君は言う、いつの時代でも〉という歌詞でハッとさせられました。そういったストレート過ぎるくらいの言葉を気付けば自分の中でも欲していて、毎日曲を再生している自分がいます。

 


原田珠々華(はらだすずか)
2002年生まれ、神奈川出身の16歳。“Fifteen”に続く2曲目のデジタル・シングル“Moon Light”(TOWER RECORDS)が好評配信中!  3月31日には〈原田珠々華 ライブシリーズ「月面旅行」@東京〉を青山 月見ル君想フにて、4月7日に〈@兵庫〉を三宮 クラブ月世界にて開催。〈haradasuzuka.com〉もチェックを!
作詞/作曲/ギター/アイドル/サメ/文学少女/弾き語り動画  #すずがたり

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