断言しよう! バンドの略称を掲げたこの新作は、活動休止明けの2005年に発表された名盤の誉れ高いセルフ・タイトル作を余裕で上回る出来映えだ! 無鉄砲に突っ走るスタイルはほどほどに、北欧産らしい哀愁系のメロディアスな歌パートを立たせることで、聴かせるハード・ロックを手中に。トゥール仕事で名高いジョー・バレシ印の分厚い音像も味方に付け、スタジオ・アーティストとして驚くべき進化を遂げたな!