ジャズを基盤に〈Funky & Melodious〉をテーマとして活動を続けている羽仁知治。1980年代から演奏を始め、長いキャリアを歩んできたピアニスト/作曲家が、ニューアルバム『Morning of Life』を完成させた。〈人生の朝〉を音で描いた本作は、ケニー・モズレー(ドラムス)と江口弘史(ベース)とのトリオを軸に強靭なリズム&グルーヴを刻み、親しみやすいメロディを奏でながら熱いプレイを繰り広げた快作。羽仁のオリジナル7曲が並ぶ中、ZARD“マイ フレンド”の実にファンキーなカバーが収められているのも聴きどころだ。そんな本作の背景から羽仁の経歴に至るまで、さまざまな話を音楽評論家・原田和典が聞いた。

オスカー・ピーターソンに衝撃を受けてジャズの道へ
――初インタビューですので、バイオグラフィからお伺いします。初めての音楽体験はいつ頃ですか?
「子どもの頃、物心がついたときから家にピアノがありました。姉がピアノ教室に通っていて、姉の真似をしているうちに僕も教室に行くようになったんです。
小学生の頃はクラシックをやっていたんですけど、たまたまテレビにオスカー・ピーターソンが出ているのを見て〈ピアノでこんなことができるんだ!〉とびっくりしたんですよね。そこが変わり目だった気がします」
――それがジャズを初めて聴いた体験ですか?
「そうです。父が音楽好きで朝にラジオをよく聴いていて、バート・バカラックのテーマ音楽が流れていたのを覚えています。ただピアノという楽器において、クラシックの先生から習っていた世界とは違うものと初めて出会ったのはオスカー・ピーターソンでした。それからはピアノで好きな曲を弾けるようになりたかったので、ジャズの真似をしていました」
――その頃によく聴いたレコードや印象に残っている作品はありますか?
「中学1年の時に人生で初めて買ったレコードがビル・エヴァンスの『Portrait In Jazz』です。そこから定番のソニー・クラークやレッド・ガーランド、ウィントン・ケリー、キース・ジャレットなどを聴く時期を経て、ハービー・ハンコックやチック・コリアの時代にいって。
高校の頃は1980年代だったので、フュージョンが流行っていました。ライブハウスにも通っていて、ネイティブ・サンが全盛期だったのでJIROKICHIでライブをよく見ていましたね。当時のネイティブ・サンは迫力があって素晴らしかったです」
――プロとして活動を始めたきっかけは何でしたか?
「ネイティブ・サンの本田竹広さんが渋谷のヤマハ音楽教室で教えていらっしゃったので、そこに通うようになりました。本田さんのレッスンって本田さんと2人でセッションするような形式だったんですけど、だんだん本田さんがライブみたいにぶわーって弾きはじめて(笑)。そういうことが面白かったですね。
同じ時期にドラマーのジョージ大塚さんも教えていらっしゃって、そちらはドラム教室でしたが、ベーシストやピアニストの若者も集めて一緒に演奏するセッション形式だったので、そこに出入りするようになりました。その後、ジョージさんのバンドに入れていただくことになって、2年ほど一緒に演奏させていただきました。ジョージさんはすごくアグレッシブな方だったので、昔のオーソドックスで王道なジャズを基本にしながら、それを発展させることもなさっていましたね」
――ほかに師事したミュージシャンはいらっしゃいますか?
「サックスの植松孝夫さんのバンドで少し一緒に演奏させていただきました。さまざまなバンドで素晴らしいミュージシャンの方々にいろいろと教えていただきましたね」
――お茶の水のNARUでも演奏されていたんですよね。
「ええ。(初代オーナーの)成田勝男さんには随分お世話になりましたね」

R&Bからヒーリング音楽まで幅広いジャンルを演奏
――ボーカリストの伴奏など、ポップスのお仕事もたくさんなさっていますよね。上田正樹さんとは、羽仁さんが活動を始めた当初から演奏していたのでしょうか?
「上田さんとお会いしたのは、僕が20代後半の頃かな。共通の友人がいて、その人の紹介でご一緒させていただきました。上田さんのバンドではR&Bなどジャズ以外の世界をいろいろと教えていただいてて、すごく勉強になりましたね」
――ソウルやファンク、R&Bも聴いていらっしゃいましたか?
「もちろん。ハービー・ハンコックのヘッド・ハンターズがスライ・ストーンやザ・JBズなどに接近していたので、そういった音楽へ手が伸びて聴くようになったんです」
――ソウルフルな路線の音楽に取り組んでいた一方で、俳優の田中健さんとヒーリングミュージックの作品も作っていらっしゃったんですよね?
「上田さんと知り合った頃、健さんと上田さんが同じ事務所に所属していたんですね。それで〈健さんが音楽をやるから一緒にやろうよ〉ということになって。クラシックの響きはすごく好きだったので、自分のピアノもヒーリングミュージックに合うかなと思いました。
そしてケーナを吹く健さんと2人でフォルクローレをやることになったのですが、フォルクローレの演奏は弦楽器と打楽器がメインで、ピアノは必要ないわけです。どうしようかなと思って、ソフトな感じで弾くとか、いろいろと試行錯誤しているうちにああいった音楽性になりました」
――ジャズ、ソウル、ヒーリングミュージックやフォルクローレと、それぞれのジャンルは音楽的にまったく違いますが、どうやって弾き分けていますか?
「僕は好きな音楽の幅が広すぎちゃって、どれも自分の中にあるものなんです。〈あれもやりたい、これもやりたい〉という面があるんですね。でも、それぞれの場で自分にしかできないことへチャレンジすることを常に考えて実践してきました」
強いビートを感じたい、奏でたい
――1990年頃にはサックス奏者、清水末寿さんのバンド〈達磨〉にも在籍なさっていました。チェリストの翠川敬基さん、ドラマーの小山彰太さんなどがメンバーだったようですが、ここではフリージャズを?
「そうなんです。メロディがある曲を演奏していたのですが、フリーの要素がかなりありました。清水さんたちとは何年もご一緒しましたが、フリーの世界の表現方法を勉強したいという意欲があったんですよね」
――アコースティックピアノのソロアルバム『Dream Time』『Moon Tone』も出していらっしゃいます。ソロピアノアルバムは羽仁さんにとって原点回帰の作品ですか?
「健さんと一緒にヒーリング系の音楽をやっていた中で曲をたくさん作ったので、それらを形にしたいという希望があったんです。自分が演奏を始めたのはアコースティックピアノなので、やっぱりそこが原点、自分にとって始まりなので、すごく大事に思っています」
――ウォーネル・ジョーンズさん(ベース/ボーカル)、後藤輝夫さん(サックス/パーカッション)、マーティー・ブレイシー(ドラムス/コーラス)、Hank西山さん(ギター/コーラス)とのバンド、B-EDGEに結成したのはいつですか?
「メンバー同士はかなり古い知り合いです。バンドを組んでからは20年ぐらい経ったと思います」
――新作『Morning of Life』にもB-EDGEのメンバーが参加しています。羽仁さんは〈Funky & Melodious〉をご自身の音楽のテーマに掲げていますが、こういったグルーヴを前面に出すバンドはいま日本では珍しいですよね。
「グルーヴ重視の音楽は、やっぱり日本では弱い気がします。J-POPの傾向として楽曲のアンサンブルにおける音量バランスが偏っていて、ドラムやベースのグルーヴが弱いミックスの曲が多いですよね。
でも海外、特にアメリカの音楽ではドラムとベースがしっかりビートを刻んでいて、それにノって音楽を楽しんだりダンスしたりする文化が一般的です。要するに、リズムをとって体を動かしながら音楽を聴く。ブラックミュージックにおいてはそういったビートが大きな部分を占めているので、結局ブラックミュージックが好きだと強いビートを感じたいし、そういう音楽を鳴らしたいなって思うんです」

新たな始まりと生まれ変わりのための〈人生の朝〉
――本作にも羽仁さんがおっしゃる強いビートとグルーヴを感じます。制作のきっかけは何だったのでしょう?
「羽仁知治トリオというバンドでは2010年くらいから始めてMotion Blue YOKOHAMAなどで定期的にライブさせていただいていました。
その後〈Funky & Melodious〉を掲げて新しいコンセプトのバンドを作り、この5、6年ライブをやってきました。その音の記録をしたかったというか、そういう作品を作りたいとずっと考えていたんです。ただコロナ禍に入ってしまったことなど、いろいろ事情があって時間がかかりましたが、今回はその思いを実現するために作りました」
――サウンドはブラックミュージックですが、ジャケットは日本的ですよね。
「〈Morning of Life〉というタイトルは、言葉どおり〈人生の朝〉のイメージです。〈朝〉は〈始まり〉ですよね。毎日、いつの瞬間からでも何かを新しく始めることができる。リセットもできる。朝が来れば、それは昨日の続きではなく生まれ変わることができる。そういう気持ちをもって進んでいければいいな、というコンセプトでした。それで日の出や朝のイメージをジャケットにしたんです。
富士山にしたのは、自分が日本人であるというルーツを打ち出したかったからですね。いまの時代、僕の音楽はサブスクなどを通じて世界のいろんな場所で聴いていただけると思うので」
――今回そういった精神的なメッセージを言葉にされていますが、作品を出す際、いつもそういったステートメントを発しているんですか?
「今まで言葉にすることは積極的にやってこなかったんです。でも、このアルバムを作るにあたって一つ参考にしたのが料理人の方なんですね。料理人の超一流の方もご自分の料理について言葉で伝える努力をすごくなさっていると感じることがありまして。たとえば〈この食材にこのような処理をすると、一口食べた瞬間に森のような香りが口いっぱいに広がります〉とか。自分のお店を経営して、お客さんがたくさん来ていつも予約がいっぱいで、そんな方でも言葉にして伝える努力をされていて。言葉のない音楽をやっている自分も見習って、もっとそういうことをしてもいいんじゃないかなと思ったんです」
江口弘史&ケニー・モズレーとのトリオが生む強靭なグルーヴ
――そして、トリオのチームワークは抜群だと思いました。羽仁さんのキーボード、ケニー・モズレーさんのドラムと江口弘史さんのベース、3人がガッチリ結びついてうねりを生み出しているからこそ、メロディを演奏する楽器やホーンセクション、ギターなども映えています。このトリオと演奏を始めたのはいつですか?
「もう5年以上は一緒にやっています。江口くんは土台をしっかりと支えて、グルーヴをいきいきとさせる力のある方だと思うんです。ベースというのは、建築物で言えば土台ですよね。音楽にも建築物のような構造があります。土台があって、壁があって、天井があって、屋根があって、といったふうに。その土台をしっかり支えるのがベースの役目です。ベース奏者の中にはバイオリンやギターのように演奏する人も増えていますが、江口くんはベースに徹するすごく頼りがいのあるベーシストです。
彼は高校を卒業してからシカゴに長い間住んで、アメリカの様々な優れたバンドで音楽活動をしていたので、グルーヴのツボ――〈ポケット〉とよく言いますけど、僕らの演奏している音楽のグルーヴのポケットをとても深いところで表現する素晴らしいミュージシャンです。ケニーとの相性もすごくいいんですね」
――ケニーさんとは上田正樹さんのバンドで初めてご一緒されたのでしょうか?
「出会ったのは僕が20代の頃だったと思います。それからずっと、ある意味でコンビというか、いろいろな現場で一緒にやらせてもらっています」
――ケニーさんの魅力は何ですか?
「いろいろな音楽をよく知っているし、グルーヴに関しては達人というか、一緒に演奏すると本当にものすごく勉強になる。グルーヴの先生みたいな人ですね」
――以前、ケニーさんは忌野清志郎さん、三宅伸治さん、坂本冬美さんのバンド、SMIのメンバーでした。日本のシーンで約40年活躍していらっしゃいますね。
「ケニーは子どもの頃、ジェームス・ブラウンのバンドで演奏したこともあるそうです」

作編曲とアンサンブルにおける多彩な影響源
――すごいですね! それと本作からはキーボードのさまざまな音色が聞こえてきますが、どういった楽器を使っていらっしゃるのでしょう?
「基本的にエレピはNord Stageで、ローズ・ピアノの音を使っています。あとはヤマハのMOTIFというシンセサイザーを使っていて、コンピューター音源も多いですね。いまはさまざまなシンセの音を再現するソフトが多いので、重宝しています」
――曲を書く際、アレンジやオーケストレーション、ハーモニーは頭の中で鳴っているのでしょうか?
「響きとしては鳴っていると思います。基本的にピアノで作曲して演奏し、レコーディングする際はあとからダビングして、いろいろとオーケストレーションしている部分もありますね。レコーディングしながら〈ここにちょっと別の音を足してみようかな〉とか」
――影響を受けたアレンジャーはいますか?
「尊敬しているアレンジャーの方はたくさんいますね。ポップスだとクインシー・ジョーンズ、デイヴィッド・フォスター、映画音楽を作っているジョン・ウィリアムズからも影響を受けています。
あとクラシックの作曲家はもちろん、バッハ、プロコフィエフ、ベートーヴェン、ブラームス、ヘンデル、ワーグナー、ニコロ・パガニーニ、シューマン、チャイコフスキー、ドビュッシー、ラベル、サティ、ショパン、ラフマニノフ、オリヴィエ・メシアン、ストラヴィンスキーなど、まだここで思い出せない、数え切れないほどの作曲家たちから影響を受けていると思います」
――アンサンブルの面で参考にするバンドやミュージシャンはいますか?
「たとえばジャズのピアノトリオだったら、ビル・エヴァンスの場合はそれまでの常識的なジャズの形式になかった和音やインタープレイという新しい解釈の設計図を作り、それまでのピアノトリオの演奏スタイルとは違ったアンサンブルを作った人ですよね。
ジャズは即興演奏を重視して演奏しながら作り上げていく部分が色濃い音楽ですが、ビバップ以降にいろいろなジャズミュージシャンがチャレンジしてきた音楽の作り方も勉強しました。あと、バンドの人数が多くなれば多くなるほど、ある程度の設計図は必要になってきます。そういう大編成の演奏も勉強してきました。もちろんジャズだけじゃなく、クラシックについてもそうですね。
要は、構造体の話だと思うんです。基本となる構造がいろいろあり、それを違う方向から見るとか、ちょっと向きを変えてみるとか、上下を逆にしてみるとか。そうやっていろいろな形で表現する、という考え方をしています」
多くの人と繋がる希望を込めたZARD“マイ フレンド”のカバー
――そんな羽仁さんの周囲にいらっしゃるファンキーな方々が集まった本作は、とても親しみやすくて、聴いていて楽しいアルバムですね。アドリブが熱くなっていく部分もあって、たとえば表題曲では演奏が8分も続く。そのあたりは、やはりセッションのノリを重視して長く収録したのでしょうか?
「ライブ録音みたいな感じになっちゃったんです(笑)。時間を決めて、5分に収めるためにいろいろと切り詰めて、みたいなことは考えませんでした」
――気になるのが、織田哲郎さんが作曲したZARD“マイ フレンド”をカバーしていることです。
「ジャケットについてもお話ししたように、このアルバムをサブスクなどを通じて世界中で聴いていただくことを考えたとき、歌のないインストゥルメンタルの音楽を聴いてくださる支持層は、やっぱり規模としてポップス全般に比べたらほんの少ししかいないと思います。
そのちょっと外側の人たち、インストゥルメンタル音楽に近い場所にはいるんだけど中に入っていない人たちと繋がりたいということを考えていて、織田さんといえば日本を代表する素晴らしいメロディメーカーですから、J-POPを代表する曲を演奏することによってインストのリスナー層ではない人たちと繋がりたい、という希望がありました。そのためのチャレンジが“マイ フレンド”のカバーなんです」
――羽仁さんのオリジナル曲で、特にライブで盛り上がる曲はどれですか?
「“Higher Vibration”は最近やるようになった曲で、B-EDGEでも演奏しているんですが、メロディが覚えやすいからか〈いいね〉と言ってくれる人が多いんです。なので、これから発展させられたらいいなと思う曲ですね。
全曲に思い入れがありますが、“Enchant”は和声に特徴があるんですよ。〈1度→4度→5度〉というバッハが完成させた、人間が聴いていて気持ちよくなる黄金比のような和声があるんですけど、それを全部外して書いた、変わった作りの曲なんですね。音の響きが普通の曲と違うんだけど、でも起承転結があるように聞こえるコード進行にしています」
――“Higher Vibration”はブレイクのところに〈Ooh!〉という声が入っていてお茶目ですね。
「曲の中でアクセントを置いたあと、隙間が空いたんですね。あの声は最初はなかったんですけど、みんなで演奏しているうちに〈Ooh!〉と言いはじめて、〈それいいじゃん!〉という感じでそのまま入れました(笑)」
目に見えない音楽の力
――このアルバムを聴くと、やはりライブを見にいきたくなりますね。リリース記念ライブはございますか?
「来年やろうと思って、いま企画しています。開催は1月、2月頃ですね」
――今回お話しいただいたとおり、羽仁さんは幅広い音楽に取り組んでいらっしゃいます。その中で共通する音楽の信条、ミュージシャンとしての心得を教えていただけますか?
「音というのは目に見えないものですよね。でも自分もそうですが、ある曲を聴いて気持ちが穏やかになったり元気になったりする。そういう力を持つ音楽というものと近い関係をもって活動できていることが、まずありがたいことだと思います。
自分が音楽をやることによって自分以外の誰かのためになっているのであれば、それがいちばん嬉しいことですね」
――わかりました。それでは最後に本作について、読者へ向けて一言お願いいたします。
「音楽にはいろいろな種類がありますけど、このアルバムは自分なりに好きなジャズやブラックミュージックを基本に、〈Funky & Melodious〉というテーマを通してオリジナリティについて考えて作り上げた作品です。優れた音楽家が作ってきた過去から現在までの音楽や歴史を勉強してきた中、〈自分が作りたいものはなにか?〉と考えて作ったアルバムですので、ぜひお聴きください」
RELEASE INFORMATION

リリース日:2025年12月20日(土)
品番:82R-2001
価格:3,300円(税込)
TRACKLIST
1. My All Music by TOMOHARU HANI
2. Crack of Dawn Music by TOMOHARU HANI
3. Morning of Life Music by TOMOHARU HANI
4. My Friend Music by TETSURO ODA
5. Higher Vibration Music by TOMOHARU HANI
6. Give me all you’ve got Music by TOMOHARU HANI Lyrics by SUZI KIM & WORNELL JONES
7. Enchant Music by TOMOHARU HANI
8. Magic Spell Music by TOMOHARU HANI
Produced by TOMOHARU HANI
Arranged by TOMOHARU HANI
Horn Arranged by Yokan
All songs written by TOMOHARU HANI Except Track 4
My Friend: TETSURO ODA
Piano & Keyboard: TOMOHARU HANI
Drums: Kenny Mosley
Bass: Hiroshi Eguchi
■Guest Musicians
Sax: Teruo Goto Track 1, Track 3, Track 8
Tp, Sax, Tb: Yokan Track 1, Track 6, Track 7
Sax: Akina Sakata Track 4, Track 5
Guitar: Chuji Nagaoka Track 6
Guitar: Fumio ”Hank” Nishiyama Track 6
Vocal: Wornell Jones Track 6
Vocal: Kai Petite Track 2