ジャズの流行があったのち、電気を使わずアコギ1本で表現できる音楽ジャンルとしてフォークが若者たちの心を掴んだ。本書は1966年を起点にした日本のフォーク第一フェーズと呼ぶべき作品たちの魅力を再発見させるディスク・ガイドだ。定番から後年再評価された隠れ名盤、近年発掘の自主制作盤まで、当時の評価と2026年現在の視点を織り交ぜフラットに紹介。ここが新しい。さらに 「ヤング・ギター」誌にて70年代に行なわれた加川 良、高田 渡、友部正人、小坂 忠、岡林信康、井上陽水などの貴重なインタヴューも掲載。監修の峯 大貴氏の意識の高い編集に深く感動した。以前に筆者がAL制作を担当した世田谷ピンポンズにも触れているのも嬉しくなった。