ぶっきらぼうなヴォーカルも静動を操るダイナミックな演奏も、独特の飾り気のなさがとても眩しく輝いて見える。アルバム・デビュー前から大注目されていた期待のニューカマーがついに初作を完成。もともとアイルランドで生まれたキーオ兄弟がロンドンで出会ったメンバーと結成した4人組バンドで、オルタナやグランジなど90年代ロックの影響をざらついた感触ごと生々しく鳴らしている。冒頭を開かれた雰囲気で彩る“Be Happy”からとにかく曲が良く、粗削りで美しい原石を揃えた全11曲は最後まで破綻も裏切りも要さない。すでに全英2位を獲得したことも話題になっているが、お楽しみはこれからだろう。