オークランドの首領による連作シリーズの第3弾。ほぼ全曲にゲストをフィーチャーしながらも主役としての野太い風格は圧巻だ。今回はスラップ~トラップ系よりも簡素でラフなビートを軸に、フェニックスらの歌にフックを委ねた洒脱な曲もあって硬軟のバランスが取れた印象。レジーム構成員やドゥルー・ダウンら新旧の仲間と騒々しいモブ感を演出する11人リレー、盟友C-Boと重々しく吐き出す“Birdz Remix”が特に光る。