ゼロ年代以降のインディー・ロックに新たな一手を打ち出す5人組バンド。初の試みとして、本作は女性ヴォーカルのジュリアがギニアに住みつつ、大阪や東京にいるメンバーと遠隔録音したアルバムで、ジャズ~カントリーの成分を含んだ流れるようにクールな歌い回しと、それに呼応する時に切なく時に疼きを鮮やかに表出するギター・サウンドは、PJハーヴェイ好きに刺さりそう。FALSETTOSとも併せて聴きたい。