ボノボやアルト・Jの前座を務め、昨年の編集盤『Move On』でも話題を呼んだイスラエルのトリオが、待望の初フル・アルバムをリリース。来日時に閃いたという“Ueno Park”をはじめ、ドリーム・ポップ、ジャズ、ファンクと縦横無尽に転がるアレンジやシュワシュワ声が心地良く、時折90年代のワープを思わせるIDM調の電子音が飛び出すのも興味深い。プリンスと縁のある女優の名を冠したタイトルにもニヤリ。