2010年に解散したHIGH and MIGHTY COLORの初代ヴォーカリスト・MAAKIII(当時はマーキー)含む同バンドのメンバー3名によるプロジェクトが、3曲入りのファースト・シングルをリリース。アニメ「ありふれた職業で世界最強」のエンディング・テーマである表題曲は、アニメのストーリーに触発されて書かれたもの。ドカドカ鳴らす演奏陣をバックに、前バンド時代から変わらぬ歌唱力で〈聴かせる〉MAAKIIIのヴォーカルが光りまくりのロマンティックな一曲だ。また、HIGH and MIGHTY COLORの元メンバーYusukeをゲストに迎え当時と同じツイン・ヴォーカル編成をとった2曲目“ABRACADABRA”では、一癖も二癖もある彼ら流のダンス・ロックを聴かせ、シタールなどの民族楽器やガムランの要素を用いオリエンタルなムードを醸した3曲目"KALMA"”でその音楽性を深化させてみせるなど、実にヴァラエティー豊かな3曲が並んだ。

まだ露出は少ない彼らだが、先日9月19日には渋谷WWWでのワンマン・ライヴを成功させたばかり。J-Popシーンをふたたび賑わせはじめている3人から今後も目が離せない。