ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影響を、メンバーのシンガロングも交えながら、賑やかに自作曲に落とし込んでみた――そんな印象もある豪州4人組のデビュー・アルバム。そのなかでパンクあり、ネオアコあり、ブルースありと変化もつけてみせるが、いかにも我流というところが逆に頼もしい。ドラマーがフロントマンの叔母さん(!)だというメンバー構成も興味深い。